「どっかん春キャベツまるごと煮」を作りました。
平野レミさんのレシピで、春キャベツをそのまま鍋に入れて作るレシピです。
主な材料は春キャベツ、豚肩ロース肉です。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(4人分)
春キャベツ*外側の葉2~3枚をはがし、 芯をくりぬいたもの。 1コ 豚肩ロース肉 (しゃぶしゃぶ用) 300g にんにく 2かけ
【A】 ●オリーブ油 大さじ3 ●みそ 大さじ2 ●コチュジャン 大さじ1
塩 少々 酒 カップ1/2 作り方
- 春キャベツは芯をくりぬいた部分を上にして置き、中心に届くくらいまで十文字に切り込みを入れ、鍋の中央に置く。にんにくは包丁の背でつぶし、粗めに刻む。ボウルに【A】とにんにくを入れて混ぜ、芯をくりぬいたところに流し入れる。
- 豚肉に塩少々をふり、1のキャベツの周りに散らして、湯カップ1+1/2と酒カップ1/2を注ぎ、ふたをして強火にかける(春キャベツの大きさによって、最初にふたが閉まらないこともあるが、かさが減ればふたは徐々に閉まる)。5分間ほどして煮汁が沸騰してきたら中火にし、そのまま10分間ほど煮る。ふたをとって温かいうちに食べる。
引用元:みんなのきょうの料理 平野レミさん「どっかん春キャベツの丸ごと煮」2015.04.20
では、作ってみます。
平野レミさんの「どっかん春キャベツの丸ごと煮」を作ってみました!
春キャベツと普通のキャベツを見比べてみる
と、その前に!
このレシピは柔らかくて火も通りやすい春キャベツを使うのがポイントと紹介されていたので、早速スーパーで春キャベツを選んできました。
でも、春キャベツと普通のキャベツはどんなふうに違うのか勉強しておきたかったので、二つを見比べてみることにしました。
左が普通キャベツ、右側が春キャベツです。
葉っぱの巻き方を見てみると、春キャベツはふんわりとした巻き方になっています。
また、普通のキャベツは円盤のように横に平たく広がっている感じ(左)で、春キャベツはまんまるに近いふんわりしたフォルム(右)をしています。
今回は調理の関係上切れなかったのですが、切った断面も普通のキャベツはぎゅっと詰まっているのに対して、春キャベツは層がつまらずにふんわりした断面になっていることを学びました。
春キャベツは水分が多くて火が通りやすく、柔らかさと甘さが優れているのが特徴なのだそうです。
スーパーのキャベツが春キャベツなのかどうかわからなかったので、店員さんに尋ねてみたところ、このような知識と一緒に店頭のものが春キャベツなのかどうかも教えてもらえました。
では、調理をしていきます。
キャベツとタレの準備
春キャベツは芯をくりぬいた部分を上にして置き、中心に届くくらいまで十文字に切り込みを入れ、鍋の中央に置きます。
ボウルに【A】と粗めに刻んだにんにくを入れて混ぜ、芯をくりぬいたところに流し入れます。
豚肉に塩少々をふり、キャベツの周りに散らします。
湯カップ1+1/2と酒カップ1/2を注ぎます。
熱湯を使うことで肉のうまみを閉じ込められる上、火の通りが早くなるのだそうです。
煮る
ふたをして強火にかけます。
大きさによっては、最初にふたが閉まらないこともあるようなのですが、まさに蓋がしまらない状態からのスタートです。
5分間ほどして煮汁が沸騰してきたら中火にし、そのまま10分間ほど煮ます。
5分経ったところなのですが、まだフタはしまりそうにありません。
そして中火にしてから4分後(加熱開始9分後)、ようやく蓋が締まりました。
加熱終了後です。全体に火が通っています。
ふたをとって温かいうちに食べます。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
春キャベツの柔らかさと甘さが良く味わえる
タレには味噌にコチュジャンも入っているので、多少は辛いのかな?と思っていたのですが、上の部分はタレに浸っていないのでほんの風味付け程度で、ほとんどキャベツの甘みだけで味わえます。柔らかくてみずみずしくて、おいしいです。
一方底の浸っている方はタレの味も少し強くなり、少しだけコチュジャンの辛味がわかりますが、辛さに敏感な私でも食べられる範囲の辛さです。
ただ汁はコチュジャンの辛味がある濃いめの味になっているので、ダシまでは飲み干せるタイプの料理ではなかったです。
春キャベツそのものを楽しみたい人や辛さが苦手な人は、まずはタレ少な目にして食べてみても良かったです。
食べにくさは特に問題なし
そして丸ごと調理なので食べにくくないのかな?と心配していたのですが、この点も特に問題がありませんでした。
取り分ける前にスプーンでザクッと切り分けておくと、こんな風に綺麗に一人前がとれました。
また、食べる時もこんな風にはがして食べられるので、特に食べにくさは感じなかったです。
簡単
そして作り方も簡単でした。作っているときは蓋がしまるかどうかの不安もあったのですが、作ってみるとまるで農家のお家ででてきそうな、春キャベツのおいしさを大切にした素材のおいしさが味わえる料理で、満足できました。
家族も「これおかわりないの?」と気に入ってくれていたようでした。
気になったところ
お肉は丁寧にひろげなかったので・・
お肉を周りにはさむところで、私はそのまま適当に挟み込んでいってしまったのですが、適当に丸めたまま入れてしまうとそのままお肉の形が固まってしまいます。
綺麗な出来上がりにしたいかたは、お肉は一枚一枚ひらいて綺麗な形で挟み込むようにするとよかったです。
結論:春キャベツの柔らかさと甘みが丸ごと味わえます。食べにくさも感じず、農家のレシピのような、素材の豊かさも感じる料理でした。
おすすめレシピ!
春キャベツを丸ごとお鍋に入れて作る、蒸し煮レシピ。
タレに浸った部分は少しだけ辛味がありますが、辛さに敏感な私でもそのまま食べられるほどで、タレに使っていない上の部分は春キャベツの甘みと柔らかさをしっかり感じられる素材感のある料理になっていました。
スプーンで切り分けてから取ると1人分を綺麗に取り出すことができて、食べにくさの点でも問題は感じなかったです。
農家の方が作ってくれそうな、旬の素材を丸ごと味わえるレシピでおいしかったです。
お肉の形は蒸すと固まってしまうので、開いてから入れるようにすると、より綺麗にできるでしょう。
また作りたいです。