「アマンドショコラ」を作りました。
キューピー3分クッキング、小川聖子さんのレシピで、「バレンタインの手作りチョコに自信をもっておすすめ」と紹介されていたので、それならば!と作ってみることにしました。
主な材料はアーモンド、チョコレート、ココアパウダーです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料
アーモンドホール 150g 砂糖 40g 水 大さじ1 バター 小さじ1 クーベルチュールチョコレート 200g ココアパウダー 大さじ2~3 作り方
下準備
●大きめのバットにオーブンシートを敷いておく。
●塊のチョコレートを使う場合は細かく刻んでおく。天板にアルミ箔を敷いてアーモンドホールを広げ、150℃のオーブンでカリッとするまで20~25分ローストする。
- 鍋に砂糖と分量の水を入れて中火にかけ、煮立って砂糖が溶けて泡が少し大きくなってきたら、火を止めて(1)のアーモンド(まだ温かさが残っているくらいがベター)を加え、からめながら混ぜる。徐々に透明だった砂糖が結晶化し、ほろりと1粒ずつにほぐれたらザルにあけ、鍋にはりついている砂糖もざっとこそげてあけ、余分な細かい砂糖をふるい落とす。
- 再び元の鍋に戻して中火にかけ、混ぜながら結晶化した砂糖を溶かす。さらに砂糖がキャラメル化して薄くからみ、パチッとアーモンドがはじける音がし、煙が少し出てきたら火を止め、バターを加えて混ぜる。
- バットにアーモンドがなるべく重ならないようにパラパラとあけ、油(材料外)をぬったテーブルナイフなどでくっついているアーモンドを離す。このまま完全に冷まし、くっついているアーモンドがあれば割りほぐしてポリ袋に入れ、冷蔵庫で完全に冷やす。
- 小さめのボウル(あれば注ぎ口のあるもの)にチョコレートを入れ、60℃くらいの湯煎にかけて1/3量ほど溶けたら、ゴムベラで混ぜてなめらかに溶かし、湯煎をはずして人肌になるまで熱をとる。
- (4)をボウルに入れ、(5)のチョコレートを1/5量ほど加え、全体にからめるようにして混ぜる。チョコレートが固まってパラッとなったら、再びチョコレートを1/5量ほど加え、からめることを繰り返す(途中、チョコレートが固まりにくく、パラッとなるのに時間がかかるようなったら、ボウルごと冷蔵庫に入れてアーモンドの表面を冷やす)。
- チョコレートを全部からめたら、ココアパウダーを茶こしでふって全体にまぶす。密閉容器に入れて温度の低いところで保存する。
●作り方2でふるい落とされた砂糖はコーヒーなどに使うとよい。
●仕上がりのボウルにはりついたチョコレートは、温かい牛乳を加えてよく混ぜるとホットチョコレートに。最初に少量の牛乳でなめらかに溶いてから、残りの牛乳を加えるとよい。引用元:キューピー3分クッキング 小川聖子さん「アマンドショコラ」2017.02.11
では、作ってみます。
「アマンドショコラ」を作ってみました!
アーモンドの準備
天板にアルミ箔を敷いてアーモンドホールを広げ、150℃のオーブンでカリッとするまで20~25分ローストします。ところが今回、材料が見つからないトラブルがありました。
アーモンドとチョコはスーパーで売っているもので代用してみることに
近所のスーパーをいくつか回ってみたのですがどうしてもアーモンドホールが見つからなかったので、素煎りのアーモンドを温めて代用してみることにしました。
150度で4分ほど温めました。
クーベルチュールチョコレートもなかったので、ガーナの板チョコミルク2枚とブラック2枚で代用をしてみます。
キャラメリゼする
鍋に砂糖と分量の水を入れて中火にかけます。
煮立って砂糖が溶けて泡が少し大きくなってきたら、火を止めて(1)のアーモンド(まだ温かさが残っているくらいがベター)を加えます。
だんだん白っぽくなってきました。
徐々に透明だった砂糖が結晶化し、ほろりと1粒ずつにほぐれたらザルにあけます。
鍋にはりついている砂糖もざっとこそげてあけ、余分な細かい砂糖をふるい落とします。
残った砂糖はコーヒーに使うとよいと話していました。
再び元の鍋に戻して中火にかけ、混ぜながら結晶化した砂糖を溶かします。
さらに砂糖がキャラメル化して薄くからみ、パチッとアーモンドがはじける音がし、煙が少し出てきたら火を止めます。
バターを加えて混ぜます。
(下準備しておいた)オーブンシートをひいたバットにアーモンドがなるべく重ならないようにパラパラとあけ、油(材料外)をぬったテーブルナイフなどでくっついているアーモンドを離します。
1個1個丁寧にやってたら少しずつキャラメルが硬さを帯びてきてしまったので、後半は指に油を付けて、強引にほぐしてしまいました。(同じ方法をする場合は、やけどに注意です。)
このまま完全に冷まし、くっついているアーモンドがあれば割りほぐしてポリ袋に入れ、冷蔵庫で完全に冷やします。
チョコレートの用意
小さめのボウル(あれば注ぎ口のあるもの)にチョコレートを入れ、60℃くらいの湯煎にかけて1/3量ほど溶けたら、ゴムベラで混ぜてなめらかに溶かし、湯煎をはずして人肌になるまで熱をとります。
コーティング
冷やしておいたキャラメリゼアーモンドをボウルに入れ、人肌の熱さになったチョコレートを1/5量ほど加え、全体にからめるようにして混ぜます。
チョコレートが固まってパラッとなったら、再びチョコレートを1/5量ほど加え、からめることを繰り返します。
私が作った時は1回目はあまりパラパラにならなかったのですが、2回目以降混ぜていくと、画像のようにぱらっとするようになっていきました。
混ぜていくと、だんだん白い干し豆の様な質感になっていくのが不思議です。
途中1分ほど冷やしたりしながら、5回絡め終わりました。
チョコレートを全部からめたら、ココアパウダーを茶こしでふって全体にまぶせば完成です。
できました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
いい意味で手作り感がない
見た目からだと売り物なのか手作りなのか言われないとわからないくらい、本格的に出来上がります。表面は完全になめらかな美しい形ではないのですが、「こういう形のお店であるある。」思ってしまう外見です。
小さな波のある本格的な味
そして手間をかけたぶんだけあって、本格的なおいしさもあります。
キャラメリゼしたローストアーモンドは香ばしさとわずかな苦みがあり、時折ピーカンナッツのような香ばしさを連想させる瞬間があります。
ただアーモンドにチョコレートをコーティングしただけのものよりも、ココアパウダーのほろにがさから入ってチョコの柔らかい甘さ、キャラメリゼの少しの苦あまさ、そしてアーモンドの香ばしさと、一粒の中に味の変化が小さな波のようにやってきて、「これ、簡単そうに見えてこだわっているわね。」とわかる人にはわかるおいしさがあり良かったです。
ココアパウダーで甘さをある程度変えられる
あとは最後のココアパウダーの量で、甘さを自分好みにできる所も良かったです。
今回、チョコレートはガーナ板チョコのブラック2ミルク2で代用したのですが、甘さ控えめの方が好きな私にとっては普通より少し甘め。売っているものの中では平均に近い甘さでした。そして最終的にはココアパウダーを少し多めにまぶすことで、自分好みの甘さに落ち着かせることができました。なのでガーナチョコでも代用は大丈夫でした。
あんまり甘くないほうが好きな人は、ブラック3にしても良いでしょう。次回はブラック3で作ってみる予定です。
残ったチョコをドリンクにできたのも良かった。
また、「最後のボウルにはりついたチョコレートはホットミルクを加えてホットチョコレートにするとよい」と、レシピに提案があったところも良かったです。
最後まで材料を使い切ることを考えてくれていている所が、作っていて気持ちが良かったです。
気になったところ
ひと手間かかる
しいて気になる点を挙げるとすれば、ローストして、キャラメリゼして、チョコは回数を分けてコーティングしたりと、簡単に作れるアーモンドチョコよりは幾分手間がかかってしまうというところでしょう。
ただ、食べてみたら手間の事を考えてもまた作りたいと思えるおいしさだったので、許容範囲でした。
結論:スーパーにある物でも代用ができました。売り物の様な見た目と味で、自信作というのも納得です。
おすすめレシピ!
ローストしたアーモンドをキャラメリゼし、チョコレートとココアでコーティングするアマンドショコラのレシピ。
表面のココアパウダーのほろ苦さから始まって、チョコの甘さ、キャラメリゼのほろ苦甘、ナッツの香ばしさと、一口の中に小さな味の変化が詰まっていて、本格的な出来上がりになっていたところが良かったです。
アーモンドホールは素煎りアーモンド、クーベルチュールチョコレートはガーナの板チョコでも代用できたので、バレンタインにも良いレシピでした。
今度は家用に作って、冷蔵庫に入れておきたいです。