「きのこスープ鍋」を作りました。
きょうの料理、栗原はるみさんのレシピで、具材を細長く切るのが特徴です。
主な材料はきのこ類、豚バラ肉、たけのこと絹ごし豆腐です。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(4人分)
しいたけ 1パック(150g) まいたけ 1パック(100g) しめじ 1パック(100g) えのきだけ 1袋(100g) 豚バラ肉 (しゃぶしゃぶ用) 100g ゆでたけのこ (小)2コ(150g) 絹ごし豆腐 1丁(350g)
【A】 スープ カップ8
*ぺースト状スープの素(もと)(中華風)大さじ1を、湯カップ8で溶いたもの。紹興酒 大さじ3 しょうゆ 大さじ3~4 うす口しょうゆ 大さじ2 オイスターソース 大さじ2 ごま油 大さじ1
好みのかんきつ類 適宜 酢 適宜 七味とうがらし 適宜 花椒(ホワジャオ) (軽くすりつぶす) 適宜 ラーユ 適宜 塩 少々 作り方
- しいたけは軸を切り、せん切りにする。まいたけは根元を切り、4cm長さのせん切りにする。しめじは根元を切り、縦に2~4等分に手で裂く。えのきだけも根元を切り落として4cm長さに切り、ほぐす。
- たけのこは4~5cm長さのせん切りにする。豆腐は水けをよくきり、4cm長さの棒状に切る。豚肉は1cm幅に切る。
〈★メモ〉きのこ、豚肉、豆腐が柔らかい口当たりなので、たけのこを加えています。そのほかにせん切りの白菜やにんじん、ごぼうなど、歯ごたえのある野菜を好みで加えてもおいしいです。- 鍋に【A】のスープを入れて火にかけ、温まったら残りの【A】を加える。味をみて塩少々で調え、煮立ったら豚肉をほぐしながら加える。アクが出たら除く。
〈★メモ〉豚肉を先に入れて、鍋のスープにうまみを加えます。- きのこ類、たけのこ、豆腐を加えて煮る。
- 火が通ったら器に盛り、好みでくし形に切ったすだちや柚子を搾り、好みで酢、七味とうがらし、花椒、ラーユを添える。
《全体備考》
残ったスープに春雨(乾)100g(熱湯で数分間ゆで、長ければ切る)を加え、汁けがなくなるまで煮ると、具材のうまみたっぷりの「しめ」になる。スープがたくさん残っていたら、汁けを残して溶き卵1コ分を回し入れ、スープ春雨にするのもおすすめ。引用元:きょうの料理 栗原はるみさん「きのこスープ鍋」2017.02.08
では、作ってみます。
栗原はるみさんの「きのこスープ鍋」を作ってみました!
下ごしらえ
しいたけは軸を切り、せん切りにします。
まいたけは根元を切り、4cm長さのせん切りにします。
しめじは根元を切り、縦に2~4等分に手で裂きます。
えのきだけは根元を切り落として4cm長さに切りほぐします。
たけのこは4~5cm長さのせん切りにします。
豆腐は水けをよくきり、4cm長さの棒状に切ります。
豚肉は1cm幅に切ります。
下ごしらえがなかなか大変です。
白菜やにんじん、ゴボウを加えてもおいしいのだそうです。
煮る
鍋に【A】のスープを入れて火にかけます。スープ以外の調味料は後で入れます。
今回、中華風スープの素はウェイバァーを使いました。
温まったら残りの【A】を調味料を加えます。味をみて塩少々で調え、煮立ったら豚肉をほぐしながら加え、アクが出たら除きます。
きのこ類、たけのこ、豆腐を加えて煮ます。
火が通ったら器に盛り、好みでくし形に切ったすだちや柚子を搾り、好みで酢、七味とうがらし、花椒、ラーユを添えれば完成です。
できました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
ひと口で色々な食材を一緒に食べられる
全ての野菜を細長くしてあるので、色々なキノコやお肉が一口で味わえる所は良かったです。
スープの味は普通の普通から気持ちしっかり目ぐらいで、味のベースは中華ダシ。そこにキノコの深みがのっているような感じで、何も添えずに食べても味気無さは気にならない濃さです。
今回はゆずも絞って食べたのですが、柚子を入れるとよりすっきりと食べられて合っていました。
筍のアクセントが良かった
あと、筍のしゃきしゃきしたアクセントがよりおいしさを引き立てていた所も良かったです。
栗原さんは白菜やにんじん、ごぼうを加えても良いと話していましたが、たけのこはマストな具材だったので、代用せずに入っている方が良かったです。
シメの春雨であっさり。食べる人をいたわるテーマの鍋だった
また、春雨の締めがおすすめと話していたので、シメまで作って食べてみました。
春雨なのでラーメンよりもあっさりと食べられて、素麵や細いおそばを食べているような軽さで食べられました。
細切りの具で口に運びやすくし、春雨で比較的あっさりと〆るこの鍋は、「病気ではないけれど胃も体調も少し疲れ気味」という人に作りたくなるような、食べる人をいたわりたいときに向いているレシピだと思いました。
気になったところ
食べやすくもあり食べにくくもある
今回、このように具を全て細切りにして食べるお鍋ははじめてでした。
家族がどんな反応をするかなあと思いワクワクしていると、「ひと口で色々な具材が一度に食べられて良かった」という感想と、「具材が細いので普段より取りにくく、鍋を食べている感が物足りない。特に豆腐は大きいままの方が好き」という感想がありました。
確かに豆腐は絹を棒状にしているので、箸でとりにくく、崩れてしまうこともありました。
(放送では、栗原さんはレンゲを使って食べていました。)
食べる人の事を考えて細切りというひと手間をかけるのだけども、かえって手を加えないでそのままの方がいいという人もいたので、食べごたえが欲しい人にとっては手間の割に好みが分かれる鍋だと思いました。
鍋というよりはスープにも見える見た目
あと、全て細切りにしてあるので、見た目は鍋というよりは大きなスープとも見えるような外見で、表面に具の盛り上がりがありません。なので出てきた時に「鍋だ~、うお~!」という高まりがないので、第一印象は少し残念に感じました。
下ごしらえがなかなか大変
個人的に一番ネックになったのは下ごしらえです。
7種の具材はすべて細切りしたり細くちぎったりする必要があるので、下ごしらえが手間でした。加熱調理は楽なので、それを考慮すればこれくらいの下ごしらえ・・と思いながらやっていたのですが、食べ終わった後も「また作りたい」よりも「下ごしらえ大変だった」の方が印象に残ってしまいました。
おもてなしとしてや疲れている家族のために食べやすいものを作りたい!というテーマなら悪くないと思うのですが、普段づくりでは気が引けてしまう上に、手間をかけたことがかえって好みでなくなってしまう点もあった事が気になり、リピートには至らずでした。
結論:ちょっと疲れた人をいたわりたい時に。おもてなしや大人家族でゆったり食べたい人向けだった
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
全ての具材を細く切って作る、きのこスープ鍋。
細切りにしてあるので一口でいろいろな具材を食べやすい反面、素材そのものの食べごたえを楽しみたいという人にとっては食べごたえ不足を感じてしまい、その点好みが分かれる鍋でしょう。
味に関しては特に気になる点はなかったのですが、食べ終わった後は「また作りたい」よりも「鍋にしては下ごしらえ大変だった」の方が勝ってしまったので、リピにはいたらずでした。
また、見た目も食べごたえも鍋料理というより大きなスープの様な平面的な料理なので、食欲旺盛な家族で食べる鍋というよりは、大人家族でゆったりと食べたい時に向いているようなお鍋でした。