「ショコラフロンランタン」を作りました。
キューピー3分クッキング、小川聖子さんのレシピです。
名前のお洒落さと見た目の本格的さに惹かれて、早速作ってみました。
主な材料はアーモンドスライス、ダイジェスティブビスケット、チョコレート、生クリームなどです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(約12個分)
アーモンドスライス 70g 砂糖 50g はちみつ 20g 生クリーム 30ml バター 10g ダイジェスティブビスケット(直径5cm) 12枚 クーベルチュールチョコレート 100~150g 作り方
下準備
●バットにオーブンシートを敷き、ビスケットを並べておく。
●塊のチョコレートを使う場合は細かく刻んでおく。
- アルミ箔を敷いた天板にアーモンドスライスを広げ、160℃のオーブンで薄く色づくまで15~20分ローストする。
- 小さめの鍋に砂糖とはちみつを入れて中火にかけ、鍋を揺すりながら(ヘラなどで混ぜない)、褐色に色づいて煙が出るまで煮つめる。
- 生クリームを加え、煮立ったらバターを加えて軽く混ぜる。火を弱めて(1)のアーモンド(まだ温かさが残っているくらいがベター)を加え、手早く混ぜてからめ、火を止める。
- スプーンとゴムべラを使って、(3)をビスケットの上に手早くのせていく。途中、(3)が固くなってきたら弱火にかけて温める(冷めているように見えても温度はとても高いので注意する)。このまま完全に冷ます(急ぐ場合は冷蔵庫で冷やす)。
- (4)が完全に冷めたら、小さめのボウルにチョコレートを入れて60℃くらいの湯煎にかけ、1/3量ほど溶けたらゴムベラで混ぜながらなめらかに溶かし、人肌になるまで熱をとる。
- 裏返したバットにオーブンシートを敷き、(5)をスプーンで直径5cm大に流す。冷蔵庫でさっと冷やしてチョコレートの表面が少し固まったら、(4)をそっとのせ、冷蔵庫で冷やし固める。乾燥剤を入れた密閉容器に入れ、温度の低いところで保存する。
引用元:キューピー3分クッキング 小川聖子さん「ショコラフロランタン」2017.02.03
では、作ってみます。
「ショコラフロランタン」を作ってみました!
アーモンドスライスをローストする
アルミ箔を敷いた天板にアーモンドスライスを広げ、160℃のオーブンで薄く色づくまで15~20分ローストしておきます。
20分ほどで薄く色がつきました。
キャラメルソースを作る
小さめの鍋に砂糖とはちみつを入れて中火にかけ、鍋を揺すりながら(ヘラなどで混ぜない)、褐色に色づいて煙が出るまで煮つめます。
ヘラなどで混ぜないということで、最初の方は砂糖がうまく混ざらなくてうずうずしてしまうのですが、熱が通ってくるとゆするだけでも混ざるようになりました。
褐色に色づいて煙が出るまで煮つめます。
白い煙が出てきました。
生クリームを加え、煮立ったらバターを加えて軽く混ぜます。
火を弱めてアーモンド(まだ温かさが残っているくらいがベター)を加え、手早く混ぜてからめ、火を止めます。
私はアーモンドが出来上がってからキャラメルソースを作って、温度は問題なしでした。
ビスケットに乗せる
スプーンとゴムべラを使って、バットにオーブンシートしいて並べておいたビスケットの上に手早くのせていきます(ビスケットはマクビティのダイジェスティブビスケットを使っています)。途中、キャラメルソースが固くなってきたら弱火にかけて温めます。
特に急がずに普段通りにやりましたが、再加熱なしでも間に合いました。
そして、このまま完全に冷まします。
急ぐ場合は冷蔵庫で冷やしても良いそうです。
土台のチョコレートを作る
キャラメリゼしたアーモンドが冷めたら、チョコレートの土台を作ります。
チョコレートはクーベルチュールチョコレートというカカオマス、カカオバター、砂糖のみで作られる規格を満たしたものの方がベターとのことだったのですが、リピートするかもしれないことを考えて、今回は手頃なmeijiの板チョコを使って作ってみることにしました。甘いのが苦手なのでミルク+ビターで100gです。
小さめのボウルにチョコレートを入れて60℃くらいの湯煎にかけ、1/3量ほど溶けたらゴムベラで混ぜながらなめらかに溶かします。
人肌になるまで熱をとります。
裏返したバットにオーブンシートを敷き、チョコレートをスプーンで直径5cm大に流します。
この工程のやり方なのですが、何度か色々な方法で試してみたところ、まずは上画像のようにチョコをゆっくり下におとして、スプーンの下面のカーブではなく画像のように縦にたててスプーンの先の方を軽くあて、スプーンをギリギリに浮かしながら(←これがポイントだった)ゆっくり動かすようにして形を整えていくと、うまくできました。
底のカーブの部分を使おうとすると、逆にきれいにできなかったです。
【追記】小川さんは多めのチョコを小さくふりながらたらして、のばしたりせずに円形の形を作っていました。
冷蔵庫でさっと冷やしてチョコレートの表面が少し固めます。
私は作ったのが冬だったので、冷やしたのはほんの3分ほどにしました。
まだ表面が指につくくらいの柔らかい部分もある状態でした。
ビスケットをそっとのせ、冷蔵庫で冷やし固めます。
この時、ビスケットとチョコの形があわずに、上の画像のように形が綺麗に出ない部分もできたりしました。
チョコがいきわたっていない部分は指で少し押すようにして力を入れると、底面のチョコもきれいになりやすかったです。力を入れすぎるとチョコ全体が大きくなりすぎてしまうので、少しずつ様子を見てやるとよかったです。
冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。
できました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
これ作ったの?!といわれる見た目
なんといっても一番の魅力はこの見た目の良さでしょう。
私は特にお菓子作りが得意な方ではないのですが、それでも普段づくりのお菓子とは明らかに違う、ワンランク上の本格的な出来上がりはとても良かったです。
チョコに乗せて冷やし固めている時も、その外見の良さに何度も冷蔵庫を開け閉めして見ては、テンションが上がってしまったほどでした。
アーモンドがたっぷりのっていて、キャラメル部分はからんでくるような、ねっとりさもある口当たりです。ビスケットにある塩気もいい役割をしているので、食べた時の贅沢感も良かったです。
意外と難しくない
チョコレートの円を書く部分は1、2個目は戸惑ってしまいますが、そこから要領がわかればそこまで難しくはなかったです。ビスケットは売っているものを使うのでベースの形は綺麗ですし、チョコとビスケットを合体させるときにある程度チョコの形に修正をきかせることもできました。
作るのはチョコとキャラメルアーモンドの部分だけなので、見た目だとすごい難しそうに思うけれど、やってみると意外と何とかなるレシピでした。
気になったところ
アーモンドの多さが良くも悪くも・・
見た目も良しで味も普通よりはおいしかったのですが、アーモンドがたっぷりのっているので、はじから食べていった時に中央部分の山なりの密になっている部分で歯がとまってしまうんですよ。堅くて食べられないというようなことは全くないのですが、外側に比べて多少力が必要なので、その部分だけが気になってしまいました。
個人的には、アーモンドはもっと少なくするかわりに食べごたえよりもパリパリとした食感の良さが重視されていたらよかったなぁと思いました。
とはいえ、その点を入れても普段づくりのお菓子よりも贅沢感があって、食べ終わった後の印象も普通より良かったです。
生クリームが余る
あとは生クリームが30mlなので、これだけのために買うような感じになるところですね。
私は100mlのミニパックを買って、ボウルに残ったチョコとホットミルクに加えて、チョコドリンクにして飲みました。
結論:これ作ったの?といわれる見た目の満足感はGOOD。アーモンドがたっぷりな所で多少好みが分かれる
(おすすめにちかい)ふつうレシピ!
市販のビスケットを使って作る、フランス銘菓「フロランタン」のレシピ。
作っている最中も思わずテンションがあがる見た目の良さは、「え、これ作ったの?」と言われるほどの出来上がりで、出来上がりは満足でした。
キャラメリゼの部分はたっぷりのアーモンドとキャラメルが口の中にからみ、ビスケットの塩味とあわさると味にも贅沢感が感じられて良かったです。
ただ、アーモンドがたっぷりな分、中央のアーモンドの山部分で少しだけ食べにくさを感じてしまう点だけ気になりました。フロランタンのアーモンドは薄付きの方がいいという人には好みがわかれるかもしれませんが、これをバレンタインやプレゼントにもらったら「すごい!」と思ってしまうし、味も良かったです。
気になる人は挑戦してみる価値ありのレシピでしょう。
他にもフロランタンのレシピを試してみて、良いのが見つからなかったらこのレシピをお気に入りにするかもしれないです。もし次に作ることが有ったら、アーモンドは山ではなく平らになるように意識して試してみたいと思います。