「にんじんブレッド」を作りました。
キューピー3分クッキング、小川聖子さんのレシピです。
主な材料は卵、ヨーグルト、レモン、にんじんです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(8.5×18.5×高さ6cmのパウンド型)
卵 2個 プレーンヨーグルト 70g レモンの表皮のすりおろし 1個分 にんじん (大)1本(200g) バター 20g 塩 少々 薄力粉 150g きび砂糖 80g ベーキングパウダー 小さじ1+1/2 バター 70g 作り方
下準備
●バター70gは薄切りにし、冷やしておく。
●オーブンシートで底と側面一体の型紙を作り、型に敷いておく。
- 卵を溶きほぐし、プレーンヨーグルト、レモンの表皮のすりおろしを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく。
- にんじんは4cm長さの短冊切りにし、フライパンにバターを溶かして炒める。表面がちりっとなり、完全にやわらかくなったら塩をふって冷ます。
- 薄力粉、きび砂糖、ベーキングパウダーを合わせてボウルにふるい入れ、薄切りのバターを加え、バターを指でつぶすようにして粉と混ぜる。
- サラサラになったら(1)を加え、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜ、(2)のにんじんも加えて混ぜ合わせる。
- 型に流し入れて表面を平らにし、200℃のオーブンで20分焼く。表面に縦に1本切り込みを入れ、温度を180℃に下げてさらに約20分焼く。中心が割れて、きれいな焼き色がつけば焼き上がっている。
引用元:3分クッキング 小川聖子さん「にんじんブレッド」2017.02.25
では、作ってみます。
「にんじんブレッド」を作ってみました!
生地作り
レモンの表皮はすりおろしておきます。
すると、作業の様子を見ていた母が「レモンは皮にワックスが付いている場合があるから、よく洗うか、無農薬の物を使うといいわよ~」とアドバイスをくれました。今回は無農薬の物を使って作っています。
卵を溶きほぐし、プレーンヨーグルト、レモンの表皮のすりおろしを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やしておきます。
にんじんは4cm長さの短冊切りにし、フライパンにバターを溶かして炒めます。表面がちりっとなり、完全にやわらかくなったら塩をふって冷まします。
炒めていくとしんなりしていって、さらにいためていくとバターで軽い揚げ焼きの様な状態になり、ちりっとした見た目になりました。
薄力粉、きび砂糖、ベーキングパウダーを合わせてボウルにふるい入れ、薄切りのバターを加え、バターを指でつぶすようにして粉と混ぜます。
パン粉の様な見た目になりました。
サラサラになったら冷蔵庫で冷やしておいた卵入りレモンヨーグルトを加え、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜます。
炒めたにんじんも加えて、混ぜ合わせれば、生地は完成です。
焼く
型紙を入れた型に流し入れて表面を平らにし、200℃のオーブンで20分焼きます。
20分後です。
表面に縦に1本切り込みを入れ、温度を180℃に下げてさらに約20分焼きます。
中心が割れて、きれいな焼き色がつけば完成です。
焼き上がりはこんな見た目になりました。
出来上がりました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
レモンの風味と爽やかさが際立ってる
一番にやってくるのはレモンの風味です。入りはレモンブレッドといってもいいくらい、新鮮な爽やかさを感じるほんのりやわらかい酸味のある味で、「レモンの皮をすりおろして入れることで、こんなにも風味が違うのか!」と心を動かされました。
それだけにとどまらず、生地の表面はサクサクする部分はあるものの、パサパサはなし。生地自体もおいしいです。
そして大1本いれたにんじんの味は、食べた時にはにんじんということがほとんどわかりません。むしろレモンの軽やかで爽やかな味がするものだから、オレンジ系の柑橘系の皮?とも思えてしまう程、形を変えてなじんでいました。
なのでにんじんの味がしっかりするパウンドケーキが食べたいという方にはがっかりな点かもしれないですが、これはにんじんが苦手なひとでも食べやすいでしょう。
にんじんがフルーツかと錯覚してしまうくらいケーキの中になじんでいて、後味の甘みが優しいのはおそらくにんじんが構成要因になっているのだろうなと感じさせます。
にんじんは表立っては目立たないのだけど、にんじん自体の甘みで味を補ってまとまっているところが良く、甘ったるいものが苦手な私には、まさにほとんど理想形に近いパウンドケーキでした。
クリームチーズをつけると、レモンの酸味とクリームチーズの酸味でパウンドケーキにレアチーズの上の部分を乗せたような気分になり、こちらはこちらでまたおいしいです。そのままでももちろんおいしいのですが、「クリームチーズのせも絶対に試してほしい!」とおすすめしたい、印象にのこるおいしさでした。
野菜入りという心理的な嬉しさ
あとは野菜が入っているというところが「ケーキだけど野菜も食べている!」というどこか嬉しい気分になれる所も良いです。
そんなにお菓子作りに慣れていない私でも1回目で満足な見た目に作れたので、自宅で食べるのはもちろん、人にプレゼントするのにもいいし、「柑橘類の皮のように見えて実はにんじんなんですよ!」とちょっとした話題にもなるところがさらに良いと思いました。
簡単
あと、これだけおいしいのに手順は比較的簡単なところは良かったです。生地を休ませたり細かく飾り付けたりという工程もないので、リピートするにもハードルが高くなくて良かったです。
気になったところ
にんじんの味が強いケーキではない
これだけにんじんが入っていますが、にんじんは後に優しい甘さをかんじるくらいで、それがにんじんであるとか、短冊切りのにんじんが存在感を残すとか、そういうことはないタイプのケーキで、見た目はにんじんが主役のように見えて、味は裏方の様な役割に回っています。
なので「にんじんが好き、にんじんを思いっきり味わいたい!」という人には物足りなく感じるかもしれませんが、野菜の入った自然派パウンドケーキが好きな人、それからにんじんの味が苦手という人でもおいしく感じられるケーキでしょう。
結論:にんじんがフルーツ?と勘違いしてしまうような衝撃でした。優しい甘さと野菜入りで、何度も作りたいです。
おすすめレシピ!
朝食や夜食、ティータイムにも良いにんじん入りのパウンドケーキ。
生地の出来、優しい甘み、すりおろしたレモンの綺麗な爽やかさ、少ない材料でここまでおいしく仕上がったのは正直心が動かされるおいしさがありました。
このレシピに関しては単にリピートしたいというだけではなく、これから何回も作るであろう予感がびびっとわいてくるようなレシピでした。それくらいおいしかったので、クリームチーズも一緒にぜひ試してみてほしいパウンドケーキです。
「子供ができたらおやつに作りたい!」と想像が膨らんでしまうような、優しい甘さと野菜入りも嬉しいレシピでした。