「WADAカレー」を作りました。
平野レミさんのレシピで、カレールゥを使わずに作る本格インド風カレーのレシピです。
材料にクミンパウダーやココナッツオイルを使うので作ろうか悩んだのですが、レミさんが母から継いだレシピで、それをレミさんが長年アレンジを重ねて完成した秘伝のレシピだと紹介されていたので、「これは作ってみよう」と思い早速試してみました。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(2人分)
ごはん 2人分 鶏もも肉 300g トマト 1個 ニンニク 大さじ1 ショウガ 小さじ1 タマネギ 1個 セロリ 1本 マッシュルーム 1パック 赤唐辛子 小1本 クミンパウダー 小さじ1 塩(鶏もも肉下味用) 小さじ1/4 コショウ 少々 カレー粉 大さじ1と1/2 水 1カップ パクチー 1/4カップ 塩 小さじ1 ココナッツオイル 大さじ2 グラノーラ 適量 ナッツ 適量 ラディッシュ 適量 ココナッツミルク 適量 作り方
- 鶏もも肉を一口大に切ったらポリ袋に入れる。袋にクミンパウダー、塩、コショウを入れて揉み込んだら約10分置く。
- 野菜の下ごしらえ。タマネギはみじん切り、セロリは葉ごとざく切り、マッシュルームは薄切りにする。
- 鍋にココナッツツオイルを入れみじん切りにしたニンニク、ショウガ、赤唐辛子はちぎって種ごと入れ、②のタマネギを入れ、アメ色になるまで中火で炒めたらフタをして約5分蒸し焼きにする。②のセロリ、マッシュルームを加えて弱火でさらに炒める。
- ③の具材を鍋の端に寄せたら、カレー粉を入れ具材とカレー粉が混ざらないようにカレー粉だけを炒める。カレー粉の香りが立ってきたら具材と一緒に炒め、①を入れ、横半分に切ったトマト、水を入れてフタをし、約15分煮る。
15分後、トマトの皮を取ったらヘラでトマトを潰し、パクチー、塩を入れ味を調える。- 皿にごはんを盛り、④をかけ、砕いたナッツ、グラノーラ、パクチー、ラデッシュを飾り、ココナッツミルクをかけたら完成。
引用元:おびゴハン!平野レミさん「WADAカレー」2017.01.23
では、作ってみます。
「本格インド風カレー」を作ってみました!
鶏肉の下準備
鶏もも肉を一口大に切ったらポリ袋に入れます。
火を通すと縮むので、少し大きめにきっておくとよいと話していました。
袋にクミンパウダー、塩、コショウを入れて揉み込んだら約10分置いておきます。
野菜の下準備
タマネギはみじん切り、セロリは葉ごとざく切り、マッシュルームは薄切りにしておきます。
セロリの葉っぱまですべていれるのがポイントで、香りが強い葉の部分が料理のコクと深みを一層増やす効果があるのだと話していました。
野菜を炒める
鍋にココナッツツオイルを入れ、みじん切りにしたニンニク、ショウガ、赤唐辛子はちぎって種ごと入れます。辛いのが苦手な人は種を入れないで調整してくださいと話していたので、今回は種なしで作りました。
タマネギを入れ、アメ色になるまで中火で炒めます。
約10分ほどで色がついてきました。
さらにフタをして約5分蒸し焼きにします。
火加減指定がないので弱火にしました。
セロリ、マッシュルームを加えて弱火でさらに炒めます。
ベースづくり
具材を鍋の端に寄せたら、カレー粉を入れ具材とカレー粉が混ざらないようにカレー粉だけを炒めます。
こうすることでカレー粉の粉臭さが減り、スパイシーさが引き立つのだそうです。
カレー粉の香りが立ってきたら具材と一緒に炒め、鶏肉を加えます。
鶏肉も色がかわってから混ぜ合わせるとよいと話していました。
横半分に切ったトマト、水を入れてフタをし、約15分煮ます。皮は下にしておきます。
15分後、トマトを返して皮を取り、ヘラでトマトを潰します。
この時、水気が多い場合には蓋を取って汁気を飛ばすとよいと話していました。
私はまだスープのように水っぽかったので、煮詰めてゆるめのとろみになるぐらいにしました。(煮込んだ後が2枚目)
みじん切りにしたパクチーと塩を入れて味を調えます。
ルーの完成です。
トッピング
皿にごはんを盛り、カレーをかけ、砕いたナッツ、グラノーラ、パクチー、ラデッシュを好みで飾り、ココナッツミルクをかければ完成です。
できました。
今回は家にあった干しレーズンやピーナッツなどを入れました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
味の予想ができない組み合わせだったけれど・・
作っているときは普段のカレーとも具材が全然違うので味が気になっていたんですが、食べてみると「本格だけど辛さもスパイシーさもとげとげしさがなく食べやすい。本格さと手作り感を兼ね備えたおいしさだ」と思いました。
セロリはとろとろになっていて、セロリの爽やかさをカレーの中に少しだけ感じるのですが、悪目立ちはしておらず、スパイスの一つとしてうまく溶け込んでいます。
今回唐辛子は種なしでつくりましたが、種なしの辛さは「あめ色玉ねぎをいれた中辛ぐらい」で、甘みもあり気持ち食べやすい方の中辛で好みでした。ルーに比べて具が多めなので、ルーのとろみのゆるさも特に気になるようなものではなかったです。
後味にセロリ、パクチー、あとはクミンかな?と思うような独特の味が混ざり、本格的さを感じさせつつ、でもスパイスがうるさすぎず家庭的な丸みのある味にも仕上がっています。普段市販のカレールゥで作っている私でもすんなり受け入れやすく、一口目は「・・ん?これおいしい!」と口にだしたほどでした。
福神漬け無しでもおいしい、ナッツとフルーツの組み合わせも〇
あと砕いたナッツやドライフルーツが入っていると、食感の変化も良いし、後に甘さに切り替わる味の変化もまたよく、福神漬けなしでも十分おいしかったです。またココナッツミルクがなかったので無しで作りましたが、それも気になることなくおいしく食べられました。
気になったところ
クミンパウダーとココナッツオイルがいる
本格カレーなので仕方ない部分ではあるのですが、ココナッツオイルはブームもあったのでまだ良いとして、クミンパウダーって普通家にない専門スパイスなので、それだけ買わなければいけないところが1回目の作るハードルが高い所だといえるでしょう。
とはいえ味は本格カレーといえるにふさわしい味なので、これだけのためにクミンパウダーを買った私としては買って良かったです。少し個性があるけど変にこだわりすぎず味は外しすぎてないところがとても好みで、「本格カレーレシピ枠として覚えておきたいしまた作りたい!」と思いました。
結論:クミンパウダーとココナッツオイルがいるが、味は文句なしでおいしい。本格と家庭的を兼ね備えていた
おすすめレシピ!
平野レミさんが母から受け継いで完成させた、本格インド風カレーレシピ。
クミンパウダーとココナッツオイルを使う点だけがハードルが少し高くなってしまいますが、味が想像できない組み合わせとは裏腹に文句なしのおいしさで、普段市販のカレールゥを使っている私でもすんなり受け入れやすい、本格だけど家庭的な食べやすさも兼ね備えているうまいところをついている味で、秘伝といわれるのも納得のレシピでした。
赤唐辛子の種を抜いたところ、辛さは中辛より気持ち甘めでしたよ。
レミさんのレシピにしては少しだけ手間がかかるほうですが、レミさんの料理が好きな人には即答でおすすめできるおいしさでしたし、比較的簡単に作れておいしい本格カレーレシピをさがしている人にも良いでしょう。
本格カレーって無駄にスパイスが効いていたり辛かったりで良い印象がなかったのですが、これはうまいところをついた味加減で、料理上手な人になったような気になれました。
また作ります。