「りんごとヨーグルトのケーキ」を作りました。
キューピー3分クッキング、小川聖子さんのレシピです。
主な材料はりんごとアーモンドパウダー、薄力粉、バター、ブラウンシュガーです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(直径18cmの丸型)
りんご (小)2個(320g) バター 80g ブラウンシュガー 120g 卵 2個 アーモンドパウダー 40g 薄力粉 120g ベーキングパウダー 小さじ1 プレーンヨーグルト 40g バター 10g ブラウンシュガー 大さじ1 作り方
下準備
●80gのバターは室温において指がスッと入るやわらかさにしておく。10gのバターは溶かしバターにする。
●卵2個は別々に溶いておく。
●紙製の型を使う場合はそのまま、金属製の型は底と側面にオーブンシートを敷いておく。
●りんごは皮をきれいに洗い、1個をそれぞれ4等分のくし形に切り、芯を除く。皮目に5mm幅に切り目を入れながら半分のところで切り、残りも同様に切り目を入れる。全部で16切れになる。
- ボウルにやわらかくしたバターを入れ、ブラウンシュガーを加えて泡立て器でよくすり混ぜる。
- 溶き卵1個分を加えてよく混ぜ、アーモンドパウダーを加えてムラなく混ぜ、残りの溶き卵を加えてざっと混ぜる。
- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて(2)にふるい入れ、さっくりと混ぜる。最後にヨーグルトを加え、なめらかになるまでよく混ぜる。
- 型に流して平らにし、中心を少しくぼませ、りんごの皮を上にして放射状に並べる(並べきれないものは適宜切り、すき間に詰める)。りんごの皮に溶かしバターをぬり、ブラウンシュガーをふる。
- 180℃のオーブンで30分焼き、170℃に温度を下げて約20分焼く(真ん中に竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。生地がついてくるようならさらに10分ほど焼く)。
引用元:キューピー3分クッキング 小川聖子さん 「りんごとヨーグルトのケーキ」2017.01.27
では、作ってみます。
「りんごとヨーグルトのケーキ」を作ってみました!
下準備
80gのバターは室温において指がスッと入るやわらかさにしておき、10gのバターは溶かしバターにしておきます。
卵2個は別々に溶いておきます。
紙製の型を使う場合はそのまま、金属製の型は底と側面にオーブンシートを敷いておきます。
りんごは皮をきれいに洗い、1個をそれぞれ4等分のくし形に切り、芯を除きます。皮目に5mm幅に切り目を入れながら半分のところで切り、残りも同様に切り目を入れます。
私が作った時は、半分に切って切り込みを先にいれる→それを4等分にする×4。で作りました。全部で16切れになります。
また、小川さんはりんごは酸味が強く果肉が柔らかい紅玉が最適だと話していました。
ということで半分は比較的酸味のある紅玉、半分は普段食べるタイプのふじりんごで、どんな違いがでるのか実験してみますよ。
結果は後ほど!
生地作り
ボウルにやわらかくしたバターを入れ、ブラウンシュガーを加えて泡立て器でよくすり混ぜます。
生地が泡だて器に全部入り込んできてしまうので、少しやりにくかったです。
溶き卵1個分を加えてよく混ぜ、アーモンドパウダーを加えてムラなく混ぜます。残りの溶き卵を加えてざっと混ぜます。
ここまでの生地の仕上がりはこんな感じです。
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、さっくりと混ぜます。
最後にヨーグルトを加え、なめらかになるまでよく混ぜます。
これで生地ができあがりです。
りんごを飾って焼く
型に流して平らにし、中心を少しくぼませ、りんごの皮を上にして放射状に並べます。
ここで、レシピでは「並べきれないものは隙間に詰めるとよい」というアドバイスがあったのですが、不揃いに切ったりんごを隙間にはめてみると見た目の印象がなんだか悪く感じてしまい、悩んだ末このまま焼くことにしました。
リンゴはスーパーにあったものを何も考えずに2個買ったのですが、隙間に詰めないと約1個分余ってしまい、隙間に埋めても全部は使い切れなさそうでした。なので余りを出したくない人は小さめの林檎を選ぶようにするとよかったです。
りんごの皮に溶かしバターをぬり、ブラウンシュガーをふります。
180℃のオーブンで30分焼き、170℃に温度を下げて約20分焼きます。
180℃のオーブンで30分焼いた状態です。
さらに170℃に温度を下げて約20分焼くと、こんな感じになりました。
竹串チェックもOKです。
生地がついてくるようなら、さらに10分ほど焼きます。
盛り付ければ完成です。
できました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
お店で出てきてもおかしくない味
焼き色のついた生地の部分は「少し硬さのあるフィナンシェの表面」を少し連想させます。バターのしっとりと、焼けた生地の張りとを持ち合わせた食感です。
生地の中はしっとりしていて、どちらかというとふんわりというよりはぎゅっと詰まったタイプの生地です。
上のりんごはバター+砂糖で焼き林檎の様になっています。りんごに酸味があるので、上にかかっているブラウンシュガーと生地とを一緒に食べても、甘ったるいという事はありません。
お菓子屋さんで売っていそうと思うような生地の仕上がりと味になっていた所は良かったです。あと、ヨーグルトの味は特にわからなかったです。
気になったところ
林檎が余った
私はスーパーの普通サイズの林檎2個を買って作ってみたのですが、盛り付ける時に16切れは明らかに無理でした。林檎のサイズが少し大きかったのかもしれないです。
入れようと思えば12切れぐらいまではいけそうでしたが、そうすると見た目が悪くなってしまいそうだったので、入れませんでした。
なので、なるべく余らせたくない人は小さめのものを選ぶとよかったです。
砂糖が多い
あとケーキの味自体は良い印象だったんですが、砂糖が120g+大1で、量が比較的多いのですよ(砂糖120gを用意してみて、思わず「わっ!」と言ってしまいました)。
林檎の酸味のおかげで全体としては甘ったるいこともなくおいしくまとまってはいるのですが、作る側としてはこの量の砂糖は心に引っかかる部分がありました。
なのでおいしかったのだけれど、リピートするには砂糖の多さがひっかかってしまい、ちゃんと覚えるなら砂糖類の量もそこまで気にならないレシピが良いなと思いました。
とはいえこれは個人的なことなので、気にならない人には問題なしでしょう。
おまけ:「林檎は紅玉を使うとよい」の理由を実際に調べてみました。
そして小川さんが「酸味が強く果肉が柔らかいので最適」だと話していた紅玉りんごと、そうでないりんごでどんなふうに違いがでるのか調べてみました。
結論から言うと、本当に紅玉の方が良かったです。
違う点は2点あって、まずは見た目です。
紅玉は焼いても赤色が綺麗に残っているのに対し、ふじりんごは色がぼやけてしまいました(画像の右側が紅玉です)。
あと、もう一つの違いは味です。
酸味のある紅玉は食べ始めに酸味が来て、酸っぱくなるのかな?と思う手前くらいまで酸味が来るんですけど、中盤からくるっと方向転換してりんご自体の甘さと生地の甘さにすーっと馴染んでいきます。
対して甘さのあるふじりんごのほうは、食べ始めは同じように酸味があるのだけど、中盤の方向転換がなくて、最後まで酸味として残り続けて、一体になりきれない感じでした。味の美しさも、紅玉の方が良かったです。
私がスーパーで買った時は1個売りしていたので、「バッチリ作りたい!」という人は紅玉を使ったほうが良いでしょう。
結論:お菓子屋さんに売っていてもおかしくないくらいのおいしさ。ただ砂糖が多い点だけひっかかってしまった
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
りんごの酸味が主役級の、ヨーグルト入りケーキ。
りんごの程よい酸味のおかげで甘ったるくなく、生地の食感も本格的。「お菓子屋さんで売っていそう!」と思うくらいに味は良かったです。
ただ、お店のようにおいしい反面、お店のように砂糖も多めに入っているので、この使用量を知っていると何度も作りたくなるところに歯止めがかかってしまい、リピートには及ばずでした。
とはいえ、砂糖の量以外には味に関する不満はなく、その点が気にならない人なら味のおいしさはおすすめできるものでした。
りんごは小さめのものを選ぶと余りが出にくく、見た目を重視する人は紅玉を使うと色味が綺麗にでて良かったです。