「銀だらとセロリの香り煮」を作りました。
みんなのきょうの料理、栗原はるみさんのレシピです。
主な材料は銀だら、セロリ、それから実ざんしょうの佃煮も使います。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料:4人分
銀だら(切り身) | 4切れ(400g) |
セロリ | 2本(正味200g) |
しょうが(みじん切り) | 大2 |
実ざんしょうのつくだ煮(市販) | 大2~3 |
●酒 | 1/2カップ |
●みりん | 大5 |
●醤油 | 大5 |
●砂糖 | 大1 |
作り方
- 銀だらは水気をよくふき、セロリは5ミリ角に切っておく。
- 鍋に●の調味料(酒、みりん、醤油、砂糖)を合わせて煮立て、しょうがとセロリを加える。ふたをして2分間中火で煮る。
- 2に銀だらを加えて煮汁やセロリを回しかけ、煮立ったらオーブン用の紙で落しぶたをする。時々煮汁を掛けながら弱めの中火で10~12分煮る。実ざんしょうのつくだ煮を加え、軽く煮て火を止めれば完成です。
情報元:みんなのきょうの料理 栗原はるみさん「銀だらとセロリの香り煮」2017.01.12
では、作ってみます。
「銀だらとセロリの香り煮」を作ってみました!
下ごしらえ
銀だらは水気をよくふき、セロリは5ミリ角に切っておきます。
煮汁を作る
鍋に●の調味料(酒、みりん、醤油、砂糖)を合わせて煮立て、しょうがとセロリを加えます。ふたをして2分間中火で煮ます。
セロリの香りにを煮汁につけることで、魚のくせを抑える効果があるのだそうです。
銀ダラを煮る
銀だらを加えて煮汁やセロリを回しかけ、煮立ったらオーブン用の紙で落しぶたをします。
時々煮汁を掛けながら弱めの中火で10~12分煮ます。
今回は半量で作って12分後、こんな感じになりました。
実ざんしょうのつくだ煮を加え、軽く煮て火を止めれば完成です。
できました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
簡単
下ごしらえはセロリとしょうがをみじん切りにするくらいで、あとは鍋一つで煮ていくだけだったので簡単でした。
しっかり味で、セロリ山椒をご飯にのせてもおいしい
味は栗原さんの説明通り普通より少し濃いめですが、味は良いです。セロリの味は甘みのある醤油だれになじんでいるので、そこまで主張がなく、少しの風味と食感だけが残っています。
口に入れてすぐの時はセロリも山椒も食感くらいしか感じないのですが、実ざんしょうをかむとレモンのような、柑橘系の酸味のような味が広がって、後に残ります。
食べ始めはセロリと山椒の食感が小さなアクセントになり、中盤あたりで銀だらの味が立ち、最後は実山椒が広がって後を引く味でした。
ごはんにかけてもおいしいとあったのでかけてみたら、これだけで食べたくなるようなおいしさでした。
気になったところ
しょっぱくはないが少し味が濃かった
味が少し濃いめなので、食べれないという事はないのだけれど、もう少し薄味でも十分おいしかっただろうなと思いました。普段食べる煮魚の中では比較的醤油の味が強かったように感じました。
煮汁はご飯にかけてもおいしいとあったのですが、セロリと実ざんしょうをかける分にはおいしかったのですが、煮汁をそのままかけると少し濃く感じました。
材料費がかかるので手軽に作れない
あとは、材料費です。
私がスーパーで買った時は銀だらは1切れ250円以上して、さんしょうの実はこれだけのために買うと安いものでも300円以上しました(さんしょうの実はおにぎりに入れたり生野菜サラダに加えるなどの使い方があります)。
なので、組み合わせは良かったのだけど1回目の作るハードルがやや高いので、作りやすさには欠けました。
また、私の家では銀だらは高級魚の認識でたまに買うくらいしかできないので、そういうときは王道のシンプルな煮魚にして作りたいと思いました。
さんしょうがずっと後に残るので少し個性的
食べ始めは少し濃い味の煮魚とほとんど同じなんですが、後味に山椒の味がずっと残るんですね。辛いとかではなくて、レモンのすっぱさに近いような酸味のある味で、他のおかずの味がちょっと変わってしまう事もある感じです。
なので個人的にはもっとあっさりとした白身魚の味をそのまま感じたかったので、山椒なしでも良かったなと思いました。逆に山椒の実が好きな人なら、このあとをひく感じがたまらないでしょう。
結論:味は少し濃いめ。セロリ山椒はご飯にかけてもおいしかった。ただ材料費を考えるとリピートは厳しい
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
セロリと実ざんしょうを加えて作る、銀だらの煮魚料理。
セロリは少しの食感と香りが残っていますが、生よりもなじんでいて食べやすいです。山椒の実は後にレモンのすっぱさの様な酸味に近い味になって、後に残る所が特徴と言えるでしょう。
ごはんにかける分には良かったのですが、実山椒の味がなかなか消えないので、他のおかずの味が変わって感じる場合があるでしょう。また、セロリはそこまでクセがなかったのですが、山椒の後味が残るので、普通の煮魚よりも好みがわかれるアレンジ料理に感じました。
私は素材の味を感じる後味の方が好きなので、もっと銀だらの味が残る普通の煮魚の方が好みでした。
こういう食べ方もあるのかと良い印象を持ったレシピでしたが、味付けが少し濃い所とこれだけのために実ざんしょうを買いたいところまでは気持ちが動かなかった点がリピートには及ばずでした。
とはいえ、さんしょうの実が好きな人な人やお酒のお供にしたいという人なら、この後味はたまらないと感じるでしょう。
今のところ、銀だらの煮魚は小林まさみさんの「銀鱈と豆腐の煮もの」が一番好きです。