「食べれば北京ダック(ペテンダック)」を作りました。
平野レミさんのレシピです。
あの北京ダックが簡単に家庭でも作れると話していたので早速試してみました。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(4人分)
鶏もも肉(室温に戻す) 2枚(400g) 塩、こしょう、酒 各少々 ごま油 大さじ1/2
【A】 きゅうり(5cm長さのせん切り) 1本 長ねぎ(5cm長さの白髪ねぎにする) 1/2本 香菜(シャンツァイ/ざく切り) 1株 赤パプリカ(せん切り) 1/2コ
【B】 はちみつ 大さじ2 甜麺醤(テンメンジャン) 大さじ1 しょうゆ 小さじ1 五香粉(ウーシャンフェン) 8ふり
春巻きの皮(ミニサイズ/1辺14cm)(半分に切る) 適量 つくり方
- 鶏肉は筋と脂肪を取り、塩、こしょう、酒で下味をつける。
- フライパンにごま油を熱し、1の鶏肉を皮側を下にしてフライパンに入れ、鶏肉の上からアルミホイルと重し(水を入れた鍋など)をのせて、肉が平らになるようにし中弱火で7分程焼く。途中、脂をキッチンペーパーで取り、皮側にしっかり焼き目がついたら返して2分間ほど焼く。焼けたら皮側を下にして切る
- 皿に、肉と【A】の具と合わせた【B】のたれを盛りつけ完成。春巻きの皮に肉と具をのせ、お好みでたれをぬり、巻いて食べる。
情報元:パーティ家族に福きたる!平野レミさん「食べれば北京ダック」2016.12.23
では、作ってみます!
「食べれば北京ダック」を作ってみました!
下ごしらえ
鶏肉
鶏肉は筋と脂肪を取り、塩、こしょう、酒各少々で下味をつけておきます。
野菜とソース
きゅうり、パプリカ、白髪ねぎ、パクチーを用意し、タレの材料も混ぜ合わせて用意しておきます。
皮はお肉を焼きながら直前に準備しました。
鶏肉を焼く
フライパンにごま油を熱し、1の鶏肉を皮側を下にしてフライパンに入れ、鶏肉の上からアルミホイルと重し(水を入れた鍋など)をのせて、肉が平らになるようにします。
中弱火で7分程焼き、途中、脂をキッチンペーパーで取ります。
7分後、返してみると・・
うまくできました。
さらに返して2分間ほど焼き、焼けたら皮側を下にして切ります。
皮側を下にすることで、切った時に皮がずれにくくなると話していました。
(追記:後日、皮がよりパリパリにできあがるレシピを見つけたのですが、そこでは皮をなるべく下に置かないほうが良いと話していたので、切ったらすぐ皮面を上にむけるようしておくとよかったです。)
盛り付ける
最後に春巻きの皮と鶏肉を盛り付ければ完成です。
できました。
ではいただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
簡単
野菜を切る、ソースを混ぜる、チキンは焼くだけなので、北京ダックなのにとても簡単に作れました。
また、野菜とソースだけあらかじめ作っておいて、最後にチキンと春巻きの皮を用意すれば出来立てをすぐに出せるのも魅力です。
言ってしまえば焼いた鶏肉に野菜を添えただけなのに、物は考えようだなと感心させられるアイデアレシピでした。
家庭でこれだけ再現できるなら満足
そして肝心の味もおいしいです。チキンの皮の部分はお肉の切り方や手間の量が違うので、やはりお店のようにパリパリ~とはいかないのですが、皮に張りがあって香ばしいので、北京ダックの皮に近い感じはうまく出せていて、皮好きの私でも特に不満はありませんでした。
中華街で食べるような何千円もする北京ダックにはもちろん劣りますが、家庭で簡単に作れてここまで再現できるなら充分満足できるクオリティでした。
食べれば北京ダックどころか、「家庭で作るお手軽北京ダック」と言っても妥当です。それぐらい簡単で再現度もなかなか高かったです。
気になったところ
ソースが本格的な分クセがあるので好みが別れる
1点好みが別れる所としたらソースの味ですね。
テンメンジャンって独特の後味があるので、本物の北京ダックに近いソースにはなっているのだけど、人によっては後味のクセが気になるかもしれないと思いました。
テンメンジャンてどんな味なの?と聞かれると、自分の中で一番近いのは濃縮した椎茸エキスに熟成味噌が混じったような味・・ですかね。とはいえまずくはないですよ。
五香粉なんて家にない!
レシピを見てネックになったとすれば「五香粉がない!」というところでしょう。
テンメンジャンも家庭によってない所のほうが多いかもしれない調味料ですが、ホイコーローのように他のレシピでも使えるのでまあまあ良いとして。
五香粉なんてこのレシピ以外使う気がしないマニアックな専門スパイスなので、無しでも大丈夫かどうか実際に試してみました。
ちなみに五香粉とは5種類のスパイスをブレンドした中国独特のスパイスで、八角・シナモン・花椒・クローブ・ちんぴが入っています。
五香粉なしだと後味のクセは甜面醤だけなんですが、五香粉を入れるとよりスパイスの風味(クセ)が出でより好みが別れるので、初めての人は五香粉無しのものも一緒に作っておくとよいと思いました。
両方で食べてみた結果、五香粉アリはより本格的に楽しみたい大人向け、無しは子供でも食べやすいオーソドックスな味に近いという感じでした。
ただ、五香粉がないとタレのおいしさが大幅におちるというようなことはなかったので、買うのに気が引ける人は無しで作っても良いでしょう。
個人的にはなしのほうが食べやすくて好きでした。
結論:家庭でここまで作れるなら文句なしのおいしさ。これは何度も作りたい
おすすめレシピ!
皮も北京ダックのような張りと香ばしさが出ていて、お店の様なパリパリとまではいきませんが、家で作るなら十分に満足できる質のレシピでした。
北京ダックになってた?といわれれば「YES!充分なってる」と言えるレベルです。
野菜とソースを先に作っておいて、食べる前に皮を用意してお肉を焼けば、出来立てをすぐ出せる所も良かったです。
何より高級料理と思っていた北京ダックが手軽にここまで作れるのはかなり良い印象でした。
今までは家族で「(テレビを見て)北京ダックおいしそうだね~でも高いから無理だよね~」なんて話していましたが、今度からはその言葉を聞いたら次の日にこのレシピを作ってニコッとしたいと思います。
また作りたいです。