11月24日の「損する人得する人」という番組でやっていた、「家事えもん流~新定番すき焼き~」を作りました。
割り下に砂糖を使わない代わりに、ネギの甘みで補うという面白そうなレシピです。
主な材料は長ネギ、油揚げ、焼き豆腐、牛肉、白菜、レタス、しらたき、シメも作るならパスタも使います。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
新定番すき焼き鍋の作り方
3~4人前
ねぎジャム 長ネギ 1本 みりん 大1
ジューシーねぎ 油揚げ 2枚 長ネギ 2本
割り下 酒(アルコールが苦手な場合ダシ汁) 200ml みりん 150ml 醤油 50ml
その他の具材 焼き豆腐 1/2丁 すきやき用牛肉 2本 白菜 2~3枚 レタス 1個 しらたき 1袋
卵(お好みで) 卵 人数分 塩 少々 作り方
- ねぎジャムを作る。長ネギ一本すべてをみじん切りにする(緑の所も)。みりん大1をかけてラップをし、600wで6分加熱しよく混ぜておく。
- ジューシーねぎを作る。油揚げを開き、油揚げの長さに切った長ネギを乗せて巻き、等分になるように5本つまようじをさし、間に包丁を入れて食べやすい大きさに切る。
- その他の具材を用意する。焼き豆腐は8等分、白菜は3,4㎝幅に切ったものを繊維にそって細切りにし、レタスは6~8等分に切る。しらたきは食べやすい大きさに切っておく。
- すき焼き鍋に割り下(酒200ml、みりん150ml、しょうゆ50ml)とネギジャムをいれ煮立たせたら、焼き豆腐、しらたき、ジューシーネギを入れてひと煮立ちさせる。牛肉、白菜、レタスを入れて蓋をして3分煮れば完成です。
- (ここからはお好みで)卵1個を黄身と白身に分け、白身に塩一つまみを入れ泡立て器でツノが少し立つくらいのメレンゲを作り、その上に黄身をのせ、崩しながら具材にからめて食べる。
〆(シメ)のパスタの作り方(汁の残り具合で加減するとよい)
牛乳 150~200ml 茹でたパスタ 200g とろけるチーズ 100g 和風ダシ 小1/2 作り方
- すき焼きの残りの鍋に牛乳を入れ、ひと煮立ちしたら和風だしを入れ、茹でておいたパスタ、とろけるチーズを入れてからめれば完成です。
情報元:あのニュースで得する人損する人 家事えもんさん「旅して作る!家事えもんのニッポン新定番家庭料理」2016.11.24
では、早速作ってみます!
家事えもんさんの「新定番すき焼き鍋」を作ってみました!
ねぎジャム作り
ねぎジャムを作ります。長ネギ1本を緑の所まですべてみじん切りにします。
みじん切りにするときに、フォークでねぎを数回さいたところを包丁で細かく切ればみじん切りがやりやすいと話していました。確かにやりやすかったです。
みりん大1をかけてラップをし、600wで6分加熱し、よく混ぜます。
ねぎジャムの完成です。
ジューシーねぎを作る
ジューシーねぎを作ります。
油揚げを開きます。放送では包丁を横にして開いていたんですが、うまくできなかったです。
私は1辺を細く切り落として手で開き、キッチンバサミを作って開きました。
油揚げの長さに切った長ネギを乗せて巻き、等分になるように5本のつまようじをさし、間に包丁を入れて食べやすい大きさに切ります。これでジューシーねぎの準備は終わりです。
ところでジューシーねぎの材料が油揚げ2枚にねぎ2本となっていたんですが、私は油揚げ3枚分作ってネギ1本がまるまる余ってしまいました。なのでもしかしたら私のようにネギが余る人がいるかもしれないです。
その他の具材
その他の具材を用意します。焼き豆腐は1/2個を8等分に、白菜は2~3枚を3,4㎝幅に切ったものを繊維にそって細切りにし、レタスは6~8等分に切ります。しらたきも食べやすい大きさに切っておきます。画像は白菜です。
割り下を作り煮る
割り下を作って煮ていきます。
すき焼き鍋に割り下(酒200ml、みりん150ml、しょうゆ50ml)とネギジャムをいれ煮立たせたら、焼き豆腐、しらたき、ジューシーネギを入れてひと煮立ちさせます。
続いて牛肉、白菜、レタスの順に入れて、蓋をして3分煮れば完成です。ジューシーねぎを多めに作ったせいか、レタスは全部入らずでした。
家事えもん流の卵も作りたい方は、この時に卵も作ってしまうとよいです。また、しめも作る場合は、この作業の間に先に茹でパスタを作っておいてもよかったです。
お好みで家事えもん流メレンゲ卵
卵1個を黄身と白身に分け、白身に塩一つまみを入れ泡立て器でツノが立つくらいのメレンゲを作ります。塩一つまみを入れることで1、2分もあればメレンゲがたちます。
その上に黄身をのせれば完成です。メレンゲが緩めだと、こんな風に黄身が沈んでしまいました。
できました。
続いて〆のパスタです。
シメのパスタ
すき焼きの残りの鍋に牛乳150~200mlを入れ、ひと煮立ちしたら和風だし小1/2を入れ、茹でておいたパスタ200g、とろけるチーズ100gを入れてからめれば完成です。
では、すき焼きとシメのパスタを食べた感想です。
すき焼きの感想
良かったところ
ジューシーねぎが簡単でおいしい
ジューシーねぎは油揚げがダシをすっているので、噛むとダシが染み出てきておいしいです。ダシを吸うと普通より少し濃いめのしっかり味ですね。中のネギも甘くなっていて、好評でした。
作り方も簡単だったので、これはまた作りたいと思いました。
レタスもおいしかった
すき焼きにレタスを入れるのは初めてだったのですが、最後に蓋をして煮たのにシャキシャキ感がちゃんと残っていて、すき焼きのタレを少しだけ吸っているので味気ないという事もなくおいしかったです。
これもまた作りたいと思いました。
甘さがすっきりしている
あとは砂糖が入っていないので、砂糖の濃い下味がなくて、甘さがすっきりしているんですよ。
砂糖入りのすき焼きもおいしいのだけど、食べていくうちにちょっと甘ったるく感じて、後半戦は前半ほどおいしくないような、重く感じてきちゃう部分ってあるじゃないですか。
もし「あるある!」と感じた人はこのレシピはいいですよ。砂糖の重みのある甘さの代わりにねぎとみりん・酒の甘さで補っているので、最後まで重くなりにくくてすっきりとした甘さなところが良かったです。料理で砂糖よりみりんを使うことが多いという人にもいいですね。
かといってタレの味に物足りないという事もなく、これはこれで十分おいしかったです。
気になったところ
メレンゲ卵は好みがはっきり別れる
卵はメレンゲ状にしたことで泡が全体をまとうような口当たりになり、はっきりと好き嫌いが別れると思いました。
溶いた卵の卵白のどろみが苦手な人はメレンゲ状になっているのでこちらのほうが食べやすいと思うんですが、泡立てたふわふわオムレツの口どけが苦手な人には合わないです。
かくいう私は私以前ふわふわオムレツを作ってまずすぎてギブアップしてしまったことがあったので、これは合わずに残してしまいました。
家族にアワアワオムレツが嫌いな人がいたら、普通の溶き卵で出したほうがいいでしょう。
泡立てる手間を考えると、これは特に真似をしなくてもいいかなと思いました。
ネギが余った
あとは作った時に油揚げに対してネギがあまったところですね。これは売り物によって大きさが違うので仕方ないのかなと思いました。
〆(シメ)のタンタンメン風の感想
良かったところ
和風のクリームパスタのよう
しめは「さらっとスープの和風クリームパスタ」のような味です。とろみは全くないのが違いですね。すき焼きのたれが和風の雰囲気を出していて、すき焼きのたれと牛乳を混ぜたらこんな味になるだろうなという想像に近い味です。
少し甘みのある和風クリームパスタというか。
ところどころに溶けたチーズがからんでいて、おいしかったです。
ラー油をかけるとガラッと変わる
ラー油を掛けるとラー油の辛味でガラッと雰囲気が変わり、白ごまタンタン風になります。ごまのコクはないので正確にはちょっと違うんですけど、スープの色やラー油の後味でそんな雰囲気に近くなる。という感じです。
こちらもこれはこれでおいしくて、どちらも好評でした。
しめも全部おいしく食べられましたよ。
気になったところ
パスタはゆで時間が長い
すき焼きの〆といえばうどんもよくあるかと思いますが、冷凍うどんだとレンジで作ったり2,3分ほどでいいのに比べ、パスタは7分~はゆでる必要があるので、早めに用意しておいた方が待たせずにスムーズに出せて良かったです。
結論:メレンゲ卵は好みがわかれる。それ以外は鍋もシメもGOODでした
おすすめレシピ!
油揚げでまいたジューシーネギとレタスが新しい、甘さスッキリのすき焼きレシピ。
砂糖に比べて甘さが軽くすっきりしているところが食べやすく、ジューシーねぎは少し濃い味でタレを吸っているので味が染み出てきて、レタスもシャキシャキが残っていてどちらもおいしく、また作りたいと思いました。
シメはそのままだと和風クリームパスタ風、ラー油を入れるとしろごまタンタン風になってどちらもおいしく食べられました。
3行で感想を述べよ!と言われたら・・
- メレンゲ卵はあわあわオムレツが嫌いな人には合わない
- すっきりした甘さで高齢の人やもたれやすい人でも食べやすい
- メレンゲ卵以外は具もシメもすべておいしく食べられた
でした!作るときに気になったのは、油揚げを開くのが難しかったところと、ネギが余ったところ、レタスが入りきらなかったところくらいですね。
これはまた作りたいと思いました。