「風味豊かなさばのみそ煮」を作りました。
きょうの料理、京料理人の佐々木浩さんのレシピです。
主な材料は鯖とチンゲンサイです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料2人前
さば(切り身) | 2切れ(160g) |
水 | 1カップ |
酒 | 1カップ |
しょうゆ | 大2 |
砂糖 | 大6 |
チンゲンサイ(軸の部分) | 4枚(40g) |
白ごま | 適量 |
みそ | 100g |
作り方
- サバは皮側に2本切り目を入れ、熱湯にくぐらせる。表面の色が変わったら取り出し、氷水を張ったボウルに入れて表面の汚れやぬめりを取り除く。取り出して紙タオルなどで水気をしっかり拭く。
- 鍋に調味料Aを入れて中火にかけ、沸騰いたらさばを入れる。落し蓋をして約8分煮る。味噌100gを溶かしながら加え弱火にし、再び落し蓋をして2~3分煮る。チンゲンサイを加えて火が通ったら止める。
- 器に盛り、白ごまをふれば完成。
では早速作ってみます!
「風味豊かなさばのみそ煮」を作ってみました!
鯖の下ごしらえ
サバは皮側に2本切り目を入れ、熱湯にくぐらます。表面の色が変わったら取り出し、氷水を張ったボウルに入れて表面の汚れやぬめりを取り除きます。
このひと手間でサバのくさみがとれるのだそうです。
ボコボコ沸騰した状態に入れると縮み方が綺麗にならなかったので、火を消してくぐらせたらうまくできました。
取り出して紙タオルなどで水気をしっかり拭いておきます。
味噌を入れずに煮る
鍋に調味料Aを入れて中火にかけ、沸騰したらさばを入れます。
皮を上側にして落し蓋をし、約8分煮ます。
味噌はまだ入れません。
最後に味噌を入れる
先ほどの鍋に味噌100gを溶かしながら加え弱火にし、再び落し蓋をして2~3分煮ます。
味噌を入れて煮る時間の短さに驚きです。本当に味が染みるのでしょうか。
チンゲンサイを加えて火が通ったら止めます。
盛り付けて白ごまをふれば完成です。
チンゲンサイがなかったので、白髪ねぎを添えました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
鯖煮にしては時間がかからない
最初に熱湯と氷水に通すひと手間はあるものの、サバを煮る時間は約10分ほどしかかからないところは良かったです。時間をおく必要がないので、想像していたよりも簡単に作れました。
味噌で煮た時間3分とは思えない味の染み具合
驚いたのは味の染み具合です。
調味料込みで煮たのはたったの10分ほど、味噌を入れて5分も煮ていないのに、もっと長い時間をかけて煮たもの、あるいは一度冷まして時間を置いたものように味がしみていました。最初の湯通しのひと手間のせいか、生姜がないにもかかわらず臭みも感じません。
砂糖が一見4人前?と思ってしまうような量(大6)入っているので、そのせいで短時間でも味が染みやすくなっていたのかかな?と感じました。
なんにせよ、この時間で作ったとは思えない出来上がり具合になっていたところが良い意味で印象的でした。
気になったところ
味噌はさらさら
味噌はスープ状でドロみは全くありません。私はドロみがあるタレの方が好きなので、そこは好みに合いませんでした。タレは砂糖が多いので、なめると甘い味噌汁みたいです。飲むのは厳しかったです。
調味料がもったいない
後気になったのはタレが半分近く、あるいはそれ以上残ってしまうところです。
さらさらタイプなので、サバにつけても味噌がからまないので、ほとんどそのまま残ってしまいます。
かといって味噌汁に使うには甘すぎて無理なので、「味噌100g使ったのにもったいない・・」と思ってしまいました。
ここは時間をとるか、材料費をとるかですね。
結論:タレがあまるのが欠点ですが、まだお気に入りの鯖の味噌煮レシピに出会えていない人は試す価値あり
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
10分しか煮ていないとは思えない味の染み方の鯖の味噌煮。
しょうがも使っていないのに臭みもなく、なかなか良い鯖の味噌煮レシピに出会えていない人には充分に試す価値ありのレシピといえるでしょう。
気になる所といえば、他の味噌煮に比べて砂糖がかなり多く入る事と、味噌ダレの余りが多くできてしまうところですね。
私はドロみのあるタレのほうが好きなのでリピートとまではいきませんでしたが、こんなに簡単においしくできる作り方もあるのだなと少し感激しました。