「大根と豚肉のべっこう煮」を作りました。
今日の料理、栗原はるみさんのレシピです。
主な材料は大根と豚バラの塊肉、あとはだしパックを使います。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料4人分
大根(4cm厚さの輪切り) 8切れ(1.1kg) 豚バラ肉(塊) 600g 【A】 豚肉のゆで汁 カップ4 だしパック*削り節10gをだし用パックに入れたもの。 1パック 酒 カップ1/4 砂糖 大さじ4 みりん 大さじ4 しょうゆ 大さじ4 練りがらし 適量 しょうゆ 適量
作り方
- 鍋に豚肉がかぶるくらいの水を入れて沸かし、豚肉を入れて再び沸騰したら約2分間ゆで、ざるに上げる。これをもう1回繰り返す。
- 1の鍋を洗い、水カップ8を入れて沸かす。豚肉を戻し入れてふたをして50分~1時間、弱火~中火で柔らかくなるまでゆでる。
- 豚肉をゆでる間に、大根の皮をむき、別の鍋に入れる。かぶるくらいの米のとぎ汁(分量外)、または水を加えて火にかける。沸いたら軽く煮立つ程度の火加減にして、20~30分間下ゆでする。竹串がスッと通るくらい柔らかくなればよい。とぎ汁でゆでた場合はサッと水で洗う。
- 2の豚肉を取り出し、4等分に切る(好みで6~8等分にしてもよい)。ゆで汁はカップ4をとっておく。足りなければ水を足す。
- 豚肉のゆで汁は、気になる場合は浮いた脂を除き、だしパック、残りの【A】の材料とともに大きめの鍋に入れて煮立てる。豚肉、大根を入れ、再び煮立ったらオーブン用の紙で落としぶたをし、表面がフツフツするくらいの火加減で1時間~1時間30分間煮る(途中で上下を返す)。味をみて、しょうゆ適宜を加えて味を調える。食べるときに練りがらしを添える。
引用元:きょうの料理 栗原はるみさん【大根と豚肉のべっこう煮】2016.11.10
では、早速作ってみます!
「大根と豚肉のべっこう煮」を作ってみました!
下準備:豚バラ塊肉
豚肉がかぶるくらいの水を入れて沸かし、豚肉を入れて再び沸騰したら約2分茹で、ざるに上げます。これをもう1回繰り返します(水を沸かすところから)。
鍋を洗って水8カップを入れて沸かしたら、豚肉を戻し入れてフタをし、50分~1時間、弱火~中火で柔らかくなるまでゆでます。
この時ちょっとした事件があって、茹で終わった後に鍋をどかしたら、気が付かないうちにお湯が吹きこぼれていて、コンロ周りがゆで汁で濡れてしまっていました。
タイマーでほったらかしにする場合には、鍋下にふきこぼれていないか見ておくとよかったです。
下準備:大根
豚肉を茹でている間に大根の皮をむき別の鍋に入れます。
かぶるくらいの米のとぎ汁または水を加えて沸騰したら、軽く煮立つ程度の火加減にして20~30分下茹でし、竹串がスッと通るくらいまで柔らかくなったら取り出します。
レシピ通りに4㎝の輪切りにしたのですが、30分では竹串がスッとは通らずに時間を追加しました。
下準備2:豚バラ塊肉
柔らかくなった豚肉を取り出し、4等分(好みで6~8等分)に切ります。ゆで汁を4カップ取っておき、足りなければ水を足します。
この時点でなかなか柔らかそうです。
煮込む
鍋にゆで汁とその他の調味料(だしパック、酒1/4カップ、砂糖大4、みりん大4、しょうゆ大4)を入れて煮立てます。豚肉と大根を入れ再び煮立ったらオーブン用の紙(クッキングシートなど)で落しぶたをして表面がフツフツするくらいの火加減で1時間~1時間30分煮ます(途中で上下を返す)。
今回は長い方の1時間30分コースで挑戦してみました。
栗原さんの完成図では染み染みの濃い茶色になっていましたが、果たして私のような素人が作っても同じようになるんでしょうか?
半分の45分が経って、ひっくり返す時間です。
これからひっくり返しますよ~。ワクワク。
ひっくり返すと~
どーん!
うーん、一応は染みていますが、やっぱりお手本よりは色が薄いです。
さらに45分煮て、好みでブロッコリーとすだち、練り辛子を添えれば完成です。
午後の5時から始めて出来上がったのは8時なので、約3時間かかりました。
では、いただきます。
(ここからは辛口レビューです。)
感想
良かったところ
お店に出てくる味
3時間かけただけあって、大根も角煮もお店で出てきてもおかしくない味です。
出来立てを食べたところ、大根は中までは色が染みてなかったんですが、外の甘みのある醤油味が表面にしみ込んでいて、中は大根そのものの柔らかい甘さがでてくるので、味気ないという事はなかったです。
もっと染みてもおいしいに違いないけど、これはこれで素材の甘みも楽しめて、充分に満足できる質のおいしさでした。
角煮はほどける、とろけるというほどではありませんが、柔らかくてナイフで切るのも楽々です。味もほどほどに染みていました。
手間はかかったものの、それを裏切らない出来上がりになったところは良かったです。
気になったところ
豚肉を蓋して茹でているときにふきこぼれていた
何が原因かはわからなかったのですが、豚肉の下準備で蓋をして茹でているときに、知らぬ間に水が吹きこぼれてコンロにゆで汁がこぼれてしまっていました。
なのでその点だけ確認するようにすると良かったです。
調理時間の長さ
あとはやっぱり約3時間かかるというところが大きいですね。栗原さんのコメントには「気軽につくってほしい一品」と書いてあったのですが、やっぱりタイマーをセットしてるとはいえ火はつきっぱなしなので落ち着かないし、気軽には作れなかったです。
90分煮込むところも煮汁の量を見ながら火加減を調整したりして、ほったらかしというわけにはいかなかったです。
味はおいしかったのだけど、3時間もかかるならもっと早くておいしいレシピを探したい・・という気持ちも正直沸いてしまいました。
写真のように染み染みにならなかった
あとはお手本の完成図のように濃い茶色がつかなかったことが不満でした。
今回半量で作ったので、もしかしたら私の方に落ち度があるかもしれないですが、煮込む時間も長い方でやったのに、お手本のように濃い茶色までは行かなかったところが気になりました。
「自分でもあの色が作れる・・?!」というのを楽しみにして思い切り時間をかけたので、その点は少しガッカリでした。
結論:味はお店に出てきてもおかしくないおいしさです。ただ時間がネックで気軽にリピートとはいかない
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
下準備から完成まで約3時間かけて作る大根と豚肉の煮物。
私が半量で作った限りでは大根は中まで染みていませんでしたが、表面に染みた味と大根自体の甘みで、充分に満足できる質のおいしさでした。
角煮はそこそこに染みていましたが、もう少し時間をおいておいたらもっとおいしくなりそうな染み具合でした。
どちらもお店で出てきてもおかしくないおいしさがあったのですが、計3時間という調理時間を考えると、もっと時短レシピを探したくなってしまうのが正直な感想でした。
とはいえ、「時間は気にしないからお店のような料理を作ってみたい!」という人にはおススメのレシピです。
時間はかかったものの、印象に残るおいしさはあったので、他にも同じようなレシピを試してみてもっと良いものが見つからなかったら、このレシピをお気に入りにしようと思います。