「たたきこんにゃくのいり煮」を作りました。
今日の料理、土井善晴先生のレシピです。
主な材料はこんにゃくだけです。
では、作り方と感想です。
内容
作り方
材料2人前
こんにゃく | 1枚(300g) |
酒 | カップ1/3 |
しょうゆ | 大2 |
砂糖 | 大2 |
作り方
- こんにゃくは3等分に切り、厚みを半分に切って6枚にする。
- 塩適量をまぶし、布巾などをかけて上から綿棒などで良くたたき、半分に切る(正方形に近い形に)
- 鍋に湯を沸かし、こんにゃくをゆでる。火が通ったら冷水にとり、ざるにあげて水気をよく切る
- フライパンにサラダ油大1を入れ、こんにゃくを入れて焼く。焼き色がついたら裏返し、酒・しょうゆ・砂糖を加えて汁気がなくなるまでいりつける。
- 器に盛り、七味唐辛子をふれば完成。
では、早速作ってみます。
たたきこんにゃくのいり煮を作ってみました!
切る
こんにゃくは3等分に切り、厚みを半分に切って6枚にします。
叩く
塩適量をまぶし、布巾などをかけて上から綿棒などで良くたたき、半分に切ります(正方形に近い形になる)。
叩くとこんにゃくにひびが入って、水分がぬけやすくなり、食感が強くなるのだそうです。
左側が叩いたものです。
茹でる
鍋に湯を沸かし、こんにゃくをゆでます。
火が通ったら冷水にとり、ざるにあげて水気をよく切ります。
下茹でをすると、水分が抜けて噛みごたえが出るのだそうです。
茹で時間について詳しい説明がなかったので、調べてみたらキッコーマンさんのサイトに「こんにゃくを入れて再び煮立ってから2~3分くらい。茹ですぎると硬くなる」と書いてありました。
キッコーマンさんの説明通りにゆで、冷水にとり、水気を切りました。
焼く
フライパンにサラダ油大1を入れ、こんにゃくを入れて焼きます。
と、ここで泡がブクブク出てきてしまいました。
こんにゃくに泡が立つ理由を調べてみたところ、①こんにゃくの水分と油が混ざり、泡が出る事がある(害はない)のと、②オリーブオイルやゴマ油は色々な成分が含まれているので泡が立ちやすく、サラダ油が泡が立ちにくい。とかいてありました。
そういえばサラダ油をひくようにかいてあったのにオリーブオイルを使っていました。
焼き色がついたら裏返し、酒・しょうゆ・砂糖を加えて汁気がなくなるまでいりつけていきます。
お皿に盛り付けて、七味唐辛子をかければ完成です。
では、いただきます。
感想
良かったところ
独特の食感がおいしい
叩いたり茹でたりと色々な工程を挟んだだけあって、普段のこんにゃくの煮物とは全然食感が違います。一番近いものだと、おでんに入っている練り物の表面の様な、しわがはいっていて少しのハリと弾力があるような食感です。
土井先生は肉みたいと言っていましたが、私は肉とは思いませんでした。
それよりはおでんの練り物に近い食感に感じて、食べながらイメージできるくらいに表面の食感が近かったです。
中も水分が抜けて少し縮んでいます。後味に少しだけこんにゃくの味がするのでこんにゃくということはわかるんだけど、なんだかこんにゃくと練り物の間の様な、不思議だけどおいしいと思える食感が良かったです。
甘めの味付けに七味の相性がいい
味付けは砂糖醤油で甘めなしっかり味で、おそらく七味をかけることを前提で計算されていると思います。七味の辛さが乗ると甘辛になってご飯にのせてもおいしいし、お酒のおつまみにも良い一品でした。
味も普通に作るこんにゃくの煮物よりもこんにゃく臭さが少なくて、味もよく染みていて満足できました。
材料がこんにゃくだけ
材料はこんにゃくだけでいい上に300gのもの一枚でぴったりになるので、余りがでず手軽に作りやすいところは良かったです。
気になったところ
少し手間がかかる
叩く、茹でる、焼く、煮ると、こんにゃく一枚に対して色々と手間を加えます。全部の時間を含めると約30分ほどになると思います。
とはいえ、私としては変にこんにゃく臭さが残っている煮物をつくるくらいなら、こちらを作りたい!と思えるほどおいしかったです。一つ一つの行程は細かい作業などはなく、さほど面倒ではなかったので、自分の中では許容範囲でした。
結論:こんにゃく一枚でここまでおいしいのは嬉しい。おつまみや副菜にずっと覚えておきたい
おすすめレシピ!
こんにゃくを叩いて水分を抜いた、いり煮のレシピ。
食感はこんにゃくと練り物の様な、独特だけど手が進むおいしさで、砂糖醤油の甘さと七味の辛さが合わさるとご飯といっしょにもよし、お酒のおつまみにも良しでした。
こんにゃくの煮物はなかなかもう一度作りたいと思う程のレシピには出会えていなかったのですが、このいり煮については「いや~、これはおいしい。」とリピートしたい気持ちが沸き上がってきました。
こんにゃく一枚使い切りでできるというところも気持ち的にも作りやすく、ずっと覚えておきたいこんにゃく料理になりました。
また作りたいです。