バンバンジーのタレといえば練りごまを使うレシピがほとんどですが、中には「ピーナッツバターでも代用可」と書いてあるものもあります。
「代用できるならしたいけど、本当にできるの?」と半信半疑になりました。
無難に行くなら練りごまを買ってしまえばいいだけの話なんですが、練りごま料理ってあんまりレパートリーがないからわざわざ買うのも気が引けるし、量の割には値段が高いので、代用できるなら他のものでしたい・・。
そこで、ちょうど家に両方の素材があったので、本当にピーナッツバターで代用できるかどうかを調べてみることにしました。
内容
バンバンジーのタレで食べ比べ
練りごま料理といえば思い浮かぶ人気料理の一つ、バンバンジーのタレで試してみます。
ピーナッツバターは甘さ控えめのもの
練りごまの代用にできるピーナッツバターには一つ条件があって、「砂糖控えめのピーナッツバター」である必要があります。
砂糖控えめのものは、原材料を見て「ピーナッツが一番目に来ているもの」です。
今回使うのはskippy(スキッピー)というスーパーにも良く売っているもので、普段パンに塗って食べているものです。
砂糖が多いピーナッツバターはペーストがなめらかで、甘さと食べやすさがあります。
一方、砂糖少なめのピーナッツバターは、ピーナッツそのものの味が濃厚な代わりに、口の中の水分を吸うような固さと吸水力あるペーストです。
食パンに塗るときは、白くて柔らかさのある物の方が合います。
このぎゅっとつまった濃厚で硬い感じが、練りゴマペーストの味や硬さに近かったです。
いざ、食べ比べ
見た目の違い
早速タレを作りました。
タレの分量は以前作ったバンバンジーでおいしかったタレを使用。
それぞれ大匙1入っています。
パッとみると色味が少しだけ違うことに気が付きます。
ピーナッツの方が明るいおおど色のように見えます。
ただ、色以外の見た目に関しては違いがわからず、そっくりです。
では、バンバンジーにかけて食べてみます。
味の違い
練りごまはさらっと、ピーナツはとろっと
練りごまはさらっとしているのに対し、ピーナッツは少しとろっとしたテイストです。
食べ比べるととろみがあるのが分かりますが、全く別物というところまではいきません。
バンバンジータレというには許容できる範囲でした。
ピーナッツの方は少し甘く感じる
砂糖控えめのピーナッツバターとはいえ、実際に食べるとピーナッツ入りの方が少しだけ甘いです。
分量通りに作っても許容範囲の誤差ではありましたが、より本物に近づけたい人は、代用する場合には砂糖の分量を少し減らすとよいです。
感覚的には、このタレはピーナッツバター大1、砂糖大1で作っているので、次回は砂糖大2/3くらいにすると思います。
ピーナッツ自体の味はほとんどわからない
一番気になる点は「うわっ、ピーナッツだ!」という味がしないかどうかです。
実際に食べてみるとピーナツのコクのような味はありますが、正直神経質な人か、言われないとわからない人がほとんどだと思います。
神経質にタレだけでも食べてみたんですが、「言われないとわからない、ピーナッツ入りと教えられていれば、「そういえばそんな味もするかも?」と思う」という程度の味でした。
とろみと甘さに若干の違いはあったものの、どちらも許容レベルの誤差で、味もピーナッツというのがそこまでわかりません。
「代用品にするには十分アリ」と言える結果になりました。
結論:ピーナッツバターで代用可。ただし注意点二つ
食べ比べてみた結果、ピーナッツバターは練りごまより少しとろみとコクがありますが、ピーナッツの味はそこまでわからないので、十分代用できる範囲の味であることがわかりました。
ただし注意点は二つあります。
①、ピーナッツバターは原材料の一番目にピーナッツが来ている、甘さ控えめのものを選ぶこと。
②、練りごまの場合と同じ分量だと若干甘くなるので、砂糖を少し減らして作ると良い事
です。
どちらの方が好みか聞いてみたところ、ピーナッツ派もねりごま派もいました。
でも、どちらもおいしく食べられましたよ。