お菓子コーナーでお菓子選びをしているときって、ウキウキします。
「王道のあれにしようかな、この間のおいしかったやつをもう1回買おうかな、それとも新発売のを食べてみようかな。」なんてお菓子を手に取ってパッケージを見比べている時は、子供に戻ったような、わくわくする気持ちになります。
でも、こだわって選んだお菓子をいざ食べてみたらまずい・・ということもたまにあり、そんな時はちょっとだけテンションが落ちてしまいます。
そこで、「食べなくてもパッケージの情報からおいしくない可能性の高いお菓子を判別することはできないのだろうか?」と思いながらお菓子のレビューを続けていたところ、がっかりするお菓子にはいくつかの共通点がある事に気が付きました。
そこで、お菓子好き歴10年以上の辛口レビュワーが思う「まずい、おいしくない事が多かったお菓子の3つの特徴」を独自視点でまとめました。もしまずいお菓子に出会った時は、この特徴にあてはまっていないかをチェックしてみてください。
「まずい、おいしくない」ことが多かったお菓子の3つの特徴
私が思う、食べなくても分かるおいしくないお菓子の特徴、TOP3です。
第3位:味の名前と原材料名が一致していない
おいしくないお菓子にありがちな特徴、第3位は「味の名前と原材料名が一致していない」です。例えば、コンソメ味と書いてあるのに、原材料にはガーリックパウダーが上位に書いてあるとかですね。
私が実際に体験したお菓子の例だと、「こだわり揚げポテト牛かつ味」とか「おさつどきっ瀬戸内レモン味」などがあります。
説明のないワサビ味が最初に出てきた
「こだわり揚げポテト牛かつ味」は、パッケージの絵と説明からは想像できないわさびの味が一番に出てきたせいで、食べた時の印象が悪くなっているのがわかります。
例え味がおいしくても、説明にはない味が前面に出てくると、戸惑いの気持ちの方が大きくておいしさの感動が薄れてしまうのが原因です。
説明の無いイカパウダーの味に顔をしかめた
他にも、「おさつどきっ瀬戸内レモン味」は原材料になぜかイカパウダーが入っていて、イカの臭さが味に出ていてまずかったです。これも同じく全く説明にない味が後味に出てきたことで、おいしくないと感じたのが原因です。
味と説明をさっと読んで、原材料に予想外のものや自分の嫌いな味が入っていないか(特に魚介味ではないのに魚介系のパウダーなどの材料が入っていると、予想外の味であることが多いです。)チェックしておくとある程度避けられるでしょう。
第2位:商品説明が不十分
おいしくないお菓子にありがちな特徴、第2位は「商品説明が不十分なもの」です。
例えば私の場合、商品説明が不十分でイマイチだと思ったものに、「味噌ラーメン焼きそば」や「素材にこだわったおしゃぶり昆布梅」、「乳酸菌ショコラアーモンドチョコレート」がありました。
焼きそば(みそラーメン)・・?
これはお菓子からはちょっと外れてしまうんですが、「味噌ラーメンやきそば」は、名前からしてやきそばなの?ラーメンなの?と思うであろうことに対し、商品の説明が全くなされていません。
食べても訳の分からない味で、少し頭にきてしまったんですが、商品説明があったら印象は全然違ったと思います。
おしゃぶり昆布ってどうやって楽しむの?
「素材にこだわったおしゃぶり昆布梅」は、どれくらいしゃぶってると昆布をおいしく食べられるのか、そもそもおしゃぶり昆布って何なのかということがよくわからず、だし昆布をそのまま食べているような固くてパサついた食感に嫌な思い出が残りました。
健康アピールしておきながら具体的な説明がない
ロッテの「乳酸菌ショコラアーモンドチョコレート」に関しては、チョコレートで包まないよりは乳酸菌が100倍届くと書いてありましたが、具体的に他の食品でいうどれくらいなのか、一日の目安量は何粒なのかといったことについて、公式サイトを見ても不明です。
当時の感想を見ると、説明の不十分さに怒っていますね。
商品説明は作る側の「熱意」
なにか商品を作ったら、絶対に伝えたいことがあるはずです。
食感にこだわったとか、素材にこだわったとか、こういう食べ方をするともっとおいしいです!とか。
それは消費者の事を意識していなくても、作ったお菓子に熱意がこもっていれば自然と出てくるはずです。
そういうものが書いていなかったり不十分な場合って、食べる方もどこを楽しめばいいのかわからないし、お菓子や食べ物としても微妙であるものが多かったです。
コンビニスイーツは例外
ただし、コンビニのスイーツは例外です。コンビニスイーツはパッケージが小さいので説明スペースがなく、「とろっと」「ふわっと」などのタイトルで食感が想像ができ、味のバリエーションもある程度決まっているからです。一方、スイカ杏仁など、キワモノスイーツは手を出すのに勇気がいりますね。
第1位:「絶品」「極み」など、過度に期待させるような単語を使っている商品
おいしくないお菓子にありがちな特徴第一位は「極み」「絶品」「究極」など、過剰な言葉を使った名前のお菓子」です。
私が実際に食べたお菓子だと「ポテリッチ絶品うま塩味」「キャッチフレーズが「やみつきになる究極の大福」の東京塩豆大福」「SUPERおっとっと、極みだし醤油味」などがあります。
いずれもネーミングがマイナスの印象に働いていることがわかります。
これは心理的に悪影響が出るのが明白で、買う側はそんなにおいしいの?という気持ちでハードルを上げて楽しみに買うんですが、おいしくないとガッカリ度が高くなるうえ、例えおいしくても、「おいしけど極上ってほどではないな・・」という気持ちになるからです。
商品自らハードルを上げすぎたことで、食べる人のテンションを下げちゃうパターンですね。
こういう過激なタイトルを使う場合は、特に期間限定商品などに多く、一度買わせることを目的としている場合が多いです。
私は個人的に、こういうタイトルのお菓子は今後増えてほしくないと思っています。
私が王道おいしいと思うじゃがりこ(サラダ)やまるごとバナナなんかは、自分から極上ですとかいうことを前面には出しません。それでも良い口コミが広がって、今もなおたくさんの人に親しまれています。人間も同じですよね。
極・絶品系の名前がついて本当にすごくおいしい!というお菓子には、私はまだ一度も出会ったことがありません。
もし極・絶品系に手を出す場合には、ハードルを上げすぎないことが楽しめるコツでしょうね。
今はお菓子の種類も増えていて、期間限定品や新商品の入れ替わりも激しく、作り手がとにかく一度でも手に取ってもらいたいと思うのは仕方ない事だと思います。
そのために面白い味や新しい味を作って惹きつけてみたり、パッケージの作りこみで惹きつけてみたり、そういうのは面白くて良いと思うんです。
ただ、安易に「極み」だの「究極」だのという言葉に走るのは、ネットの釣りタイトルみたいで好きじゃないです。
どの企業だって自社のお菓子を絶品だって思えるくらい試作して作ってるのでしょうから、そういう薄っぺらい言葉はイチイチいらないですって思っちゃいます。
結論:まずいお菓子をなるべく避けるには
まずいお菓子を避けるなら
・味の名前から連想できない原材料がないかチェックしておく(魚臭いのが苦手な人は、原材料に魚粉などが含まれてないかもチェックしておく)
・パッケージに商品説明がちゃんとあるか、不明なことはないかを見る
・極み、絶品など、過剰表現があるものを買う場合には覚悟しておく
これで多少は見分けることができます。
気になるお菓子が2個までしぼれた。どっちにしようかな・・!という時などに使ってみてください。
どの条件もクリアしていておいしくない場合には、単に自分の好みに合わなかったという事なので、しょうがないパターンですね。
・・でも、有用なレビューを読めば、まずいお菓子に出会う可能性がもっと低くなるかもしれません。
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「もぐろぐ」では、主観的なおいしいおいしくないの評価に加え、「こんなおかしが好きな人やこんな味が好みの人なら気に入る可能性が高いです!」という事も書いていて、読む人のおいしいお菓子に出会える確率が上がるような感想を書いています。
「何でもおいしいマンは信じられない」、「ぶっちゃけてるレビューを見たい」という方がいらしたら、是非チェックしてみてくださいね(にこっ)!