「お雑煮」を作りました。
きょうの料理、土井善晴さんのレシピです。
主な材料は丸餅、大根、にんじん、里芋、白みそ、鶏もも肉、昆布、三つ葉です。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(2人分)
丸餅 2コ 大根 約3cm にんじん 約4cm 里芋 2コ 米のとぎ汁 適量 鶏もも肉 60g みつば 4~6本 昆布 (10cm四方) 1枚 白みそ 90g 作り方
- 《暮れの準備(12月31日ごろ)》
大根、にんじんはそれぞれきれいな丸になるように皮をむき、大根は6~7mm厚さに切る。にんじんは1cm厚さに切る(日の出にんじん)。大根は梅花形にむいてもよい。里芋は小ぶりなものを選び、面取りしながらきれいにむく。- 大根、にんじんは鍋に入れてかぶるくらいの水を加え、中火にかけて柔らかくなるまで20分間ほどゆでる。水にとり、水に浸したまま、冷蔵庫におく。里芋は別の鍋に入れてかぶるくらいの米のとぎ汁を加え、中火で柔らかくなるまで20分間ほどゆで、水にとって洗い、水けをきって冷蔵庫におく。
- 昆布を水カップ4に1時間以上浸し、昆布は取り出しておく。
- 《お正月》
鶏肉は1人分3切れほどになるように切り、みつばは丸く結ぶ。- 3の昆布だしカップ2を鍋に入れ、餅を加えて中火にかける。少しおいてから、にんじん、大根、里芋、鶏肉を入れ、餅が煮えて、材料に火が通れば、白みそを溶き入れる。
- 椀(わん)に、にんじん、大根を敷き、餅をのせ、鶏肉を入れて、里芋、にんじん、大根を飾り、汁でサッと温めたみつばを添える。5の汁をはってすすめる。
引用元:きょうの料理 土井善晴さん 「お雑煮」2017.12.11
では、作ってみます!
白みそを使った「お雑煮」を作ってみました!
前日準備
大根、にんじんはそれぞれきれいな丸になるように皮をむき、大根は6~7mm厚さに切ります。にんじんは1cm厚さに切って日の出にんじんにします。
大根は梅花形にむいても良いとあったので、型抜きをしました。
里芋は小ぶりなものを選び、面取りしながらきれいにむいておきます。
昆布を水カップ4に1時間以上浸し、昆布は取り出しておきます。
下茹でして冷蔵庫で保管
大根、にんじんは鍋に入れてかぶるくらいの水を加え、中火にかけて柔らかくなるまで20分間ほどゆでます。
水にとり、水に浸したまま、冷蔵庫におきます。
里芋は別の鍋に入れてかぶるくらいの米のとぎ汁を加え、中火で柔らかくなるまで20分間ほどゆで、水にとって洗い、水けをきって冷蔵庫におきます。
当日準備
鶏肉は1人分3切れほどになるように切り、みつばは丸く結びます。
昆布だしカップ2を鍋に入れ、餅を加えて中火にかけます。
残り半量のだしは、冷蔵庫で保存し、後日お雑煮などに使うと良いと説明がありました。
丸餅は西日本で使われることが多い餅なのだそうで、関東のスーパーでも売っているのか探してみたところ、1件目ですぐに見つかりました。
少しおいてから、にんじん、大根、里芋、鶏肉を入れ、ゆっくり時間をかけて温めます。
餅が煮えて、材料に火が通れば、白みそを溶き入れます。
椀に、にんじん、大根を敷き、餅をのせて、餅が椀につかないようにし、鶏肉を入れて、里芋、にんじん、大根を飾り、汁でサッと温めたみつばを添え、汁をはればできあがりです。
三つ葉は絹さやで代用しました。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
白みそがいい役割
普段白みそを使うことがないので、1人当たり白みそ45gという分量を見て最初はぎょっとしてしまいました。
パッケージを見てみると、白みそは塩分が低く、米麹の甘さがある所が特徴になっていました。
汁部分の味はしょっぱかったりはなく、むしろ少し甘みがあるくらいの優しい味わいです。
くせのない酒粕汁の後半の様な、少しこっくりしたとろみがあって、体にしみわたって温かくなるような感じがあります。酒粕は苦手な自分でも、これはおいしかったです。
具の方は味付けをしていない分、しっかり目な白みその強さでバランスをとっていて、お正月に静かに食べるイメージにも重なる味で良かったです。
味はほぼほぼ良かったのですが、白味噌はもう気持ち少な目でも、十分おいしいくらいでした。
丸餅と花形大根がかわいい
また、普段お餅は角餅を使っていたのですが、丸餅だと丸みを帯びた素材が増えるので、見た目の印象もより優しい感じがします。花形の大根も良かったです。
意外と簡単
作る前はレシピに前日準備が書かれていたので、結構手間をかけるもののつもりで気持ちを持っていたのですが、作ってみると意外と簡単でした。
ダシ用の昆布や白みそなど、一部特別な材料も必要なのですが、前日は野菜を下茹でするのと、昆布を水につけておくだけです。
当日も時間をかけて煮込んだりとか、手の込む工程はなく、具材をあたためて味噌を溶くだけなので、想像していたよりも簡単に作れたところもよかったです。
固定の時間が必要なのは昆布を1時間以上浸すところだけなので、作ろうと思えば、お正月当日の朝に準備して、お昼に出すこともできるぐらいでした。
気になったところ
白みそや昆布を使う
味の決め手にもなる白みそが必要なところは、家庭によってはわざわざ用意しないといけないので、作りやすさに差が出る点だと思いました。
汁が少し余った
具がみえるくらいの量に汁をそそぐと、汁は100㏄くらいあまってしまいました。
白みそ多めのレシピ
白みそを使ったお雑煮のレシピを調べてみると、味の素さんのレシピだと2人前で水2カップに対して60g、ABCクッキングさんのレシピだと2人前で160cc~180ccに対し20gとなっていて、2人前で2カップに90gのこのレシピは、白みそが多い方のレシピになっていました。
特にしょっぱかったりということはなかったのですが、コクは割合しっかりとしているので、味噌の多さに関しては、気になる人がいるかもしれない分量だと思いました。
結論:前日準備が必要ですが、作ろうと思えば当日でも作れるぐらいの、案外簡単なレシピでした。白みそを使うと癖のない酒粕汁のような、コクがあって体にしみわたるような温かさのある味で、粕汁は苦手な自分でもおいしく食べられたところが良かったです。
おすすめレシピ!
丸餅と白みそを使って作る、関西風のお雑煮レシピ。
丸餅や白みそを使ったお雑煮は初めてだったのですが、クセのない粕汁のような、コクと少しの甘みがある優しい味で、お正月に静かに食べるイメージにもうまく重なる仕上がりで良かったです。
また、丸餅や花形の大根で、全体がより丸みを帯びて、見た目にも優しい印象が増すところも良かったです。
ただ、白みそは一人45gと、他のレシピに比べると多い分量になっているところは好みが分かれる点だと思いました。今回食べた限りではしょっぱかったりはなく、下味の入っていない素材の味を補うには悪くないバランスだったのですが、塩分の事は気にかかったので、この味ならもう少し白みそを減らしても十分いけそうだと思いました。
作り方も特に難しいところもなく、味も良かったので、お正月中にもう一度作ろうと思ったレシピでした。