「さつまいもの煮つけ」を作りました。
おかずのクッキング、土井善晴さんのレシピです。
主な材料は煮干しとさつまいもです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(2~3人分)
さつまいも 1本(300g) 煮干し 5本 砂糖 大さじ2 醤油 大さじ1 サラダ油 大さじ1 水 1カップ 作り方
- さつまいもはよく洗い、皮付きのまま2cmの輪切りにする。
- 鍋にサラダ油と煮干しを入れて中火にかけ、煮干しを香ばしく炒りつけ、さつまいもを加えて軽く炒める。
- 水1カップと砂糖を加えて落とし蓋をし、10分煮てさつまいもにほぼ火を通す。
- 醤油を加えて落とし蓋をし、さらに10分煮る。
- 落しと蓋をとり、照りよく煮詰める。
では、作ってみます!
煮干し入りの「さつまいもの煮つけ」を作ってみました!
下準備
さつまいもはよく洗い、皮付きのまま2cmの輪切りにします。
煮干しは頭付きのまま使っていたので、同じようにして作ってみます。
煮干し油を作る
鍋にサラダ油と煮干しを入れて中火にかけ、煮干しを香ばしく炒りつけます。
煮干し油を作るのは、ペペロンチーノを作るときにニンニクをじりじりするのと同じ原理だと解説していました。こうすることで、煮干しも油もおいしくなるのだと話していました。
少しすると、煮干しのダシで油の色が変わってきました。
さつまいもを加えて軽く炒めます。
煮る
水1カップと砂糖を加えて落とし蓋をし、10分煮てさつまいもにほぼ火を通します。
醤油を加えて落とし蓋をし、さらに約10分煮ます。
約8分後の様子です。
落しと蓋をとり、照りよく煮詰めればできあがりです。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
サツマイモの表面に、煮干しの風味が少しある
サツマイモの表面は砂糖醤油と、箇所によってはあまりわからない部分もあるのですが、煮干しの風味が少しついているのを感じます。
中は素材の味が残っています。
さつまいもにつく煮干しの風味はそこまで強いものではないのですが、普通に作ってはつかないような味を感じる部分があり、それはこの調理法ならではの特徴になっていると思いました。
煮干しがおいしい
煮干しの方は少し香ばしさもあって、単なるおまけという感じではなく、おいしい佃煮と言える仕上がりで良いです。
そのままおつまみにしたり、ごはんにのせても良い味で、少しのほろにがさもあり、良い意味で予想外のおいしさでした。
気になったところ
サツマイモの味がすっきりしない
煮干しの風味が表面につく分、外は砂糖醤油、中は素材そのもの、でその間に煮干しの風味がちょっとうねるように出てくる感じがします。
良くも悪くも味に少しつっかかりがあって、すっきりとはしない感じがあります。
煮干しの風味はこのレシピならではだったので、気に入れば良いけれども、私はもっとシンプルですっきりした味の方が好みでした。
それぞれはおいしかったけれど、作るならサツマイモはサツマイモだけで作りたいなと思う部分がありました。
煮干しの盛り付け方が少し難しかった
煮干しはそのまま盛るとあまり見栄えが良くできなくて、盛り付けが難しかったです。
結論:煮干し油を使うことでさつまいもの表面に煮干しの風味がつくので、それが良くもあり悪くも有りという感想でした。煮干しは少し香ばしさのある佃煮のようで、おつまみやご飯に乗せても食べたくなるおいしさで良かったです。
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
煮干し油を作って煮るのが特徴の、さつまいもの煮つけレシピ。
煮干しは単に再利用しただけでなくて、少し香ばしい佃煮のようで、これだけで食べたくなるおいしさがあり良かったです。
煮干し油を使う分、さつまいもの表面に煮干しの風味が少しつくところは好みがわかれるところでもあるでしょう。
私はサツマイモに対しては煮干しの風味がない方が好みだったので、それぞれには良い印象だったけれど、作るなら別々に調理したいと思う面があり、もう一度にはなりませんでした。
ただ、煮干しの油を使うというレシピはなかなかないので、煮干しまでおいしく食べたい人や、この味が気に入った人になら、また作りたくなる魅力のあるレシピでしょう。