「きのこの黒バター炒め」を作りました。
ヒルナンデス、初代レシピの女王・成澤文子さんのレシピです。
主な材料はしいたけ、しめじ、トマト、牛肉の切り落とし、海苔の佃煮です。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料<2人分>
しいたけ、しめじ (合わせて200g) トマト (1個) 牛肉切り落とし (150g) バター (10g) 海苔の佃煮 (大さじ1と1/2~2) 塩、こしょう (少々) ごはん、フリルレタス (適量) 作り方
- しいたけは石づきを取って薄切り、しめじは石づきを取ってほぐしフライパンに入れます。トマトは一口大に切り、フライパンに入れます。
- フライパンにバター、牛肉を入れて中火にかけて炒めます。火が通ってきたら海苔の佃煮を入れて混ぜ、塩こしょうをふります。
- 器にごはんを盛って(2)をのせ、フリルレタスを添えます。
引用元:ヒルナンデス シンプルレシピ教室 成澤文子さん「きのこの黒バター炒め」2017.10.16
では、作ってみます!
「きのこの黒バター炒め」を作ってみました!
下準備
しいたけは石づきを取って薄切り、しめじは石づきを取ってほぐしフライパンに入れます。
トマトは一口大に切り、フライパンに入れます。
フライパン調理
フライパンにバター、牛肉を入れて中火にかけて炒めます。
火が通ってきたら海苔の佃煮を入れて混ぜ、塩こしょうをふります。
海苔の佃煮を入れるのは、醤油・砂糖・鰹節、昆布、干し椎茸などいろいろな旨味調味料が入っているため、これだけで味が決まるからだと話していました。
器にごはんを盛って炒め物をのせ、フリルレタスを添えればできあがりです。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
簡単
切ったらそのままフライパンに入れていけばいいので、洗い物が少なくできるように配慮されていてよかったです。
調理もただ炒めていくだけなので、簡単でした。
色々な調味料を使って作ったような、少し深みのあるバター炒め
海苔の佃煮で炒め物を作るのは初めてだったのでどんな味がするんだろうと思っていたんですが、食べてみると、一番目立つ味はバターで、トマトの甘さと、調味料はなんだかわからないけれど、オイスターとか醤油とか、その他色々なものをちょっとずつ入れたのかなと思うような味と、その奥の方に海苔の佃煮の舌触りとか、風味がわずかに残っている感じがします。
海苔の佃煮の味はそのまま食べるよりも味はかなりのびているので、入っているのもあまりわからないぐらいの仕上がりになっていました。海苔の佃煮で味付けしたっていうのを知っていると、そういわれればと時々後味にわかる瞬間があるくらいです。
悪く言えばちょっと変わった味なんだけれど、少ない材料で複雑な味が出せるという意味では、新しさがあって良かったです。
気になったところ
悪くはないけど良くもない
味付けが海苔の佃煮と塩こしょうだけでいいという手軽さは良かったのですが、そもそもそれ自体でバランスが取れている海苔の佃煮にバターやトマトが入るので、なんだか味が崩れているようにも感じます。
食べれなくはないんだけれど、特にまた食べたいとも思わないと思うような味でした。
海苔の佃煮を使うのは色々な調味料が入っているためだと話していたのですが、むしろその色々な調味料の方を使うために入れている感じがして、本来の海苔の風味は味の違和感になっているように感じました。
ただ、あまり食べ慣れない味という意味では個性があったので、気に入った人にならまた食べたく魅力があるのかもしれないと思いました。
割高
作り方は簡単なんですが、お肉は牛肉で、のりの佃煮も100g約200円と、調味料に使うには少し勿体ないように思いました。
あとレシピ通りに作る場合、フリルレタスも割高な方の野菜だったので、のりの佃煮が余ってている時に作るとしても、添える野菜は変えたくなるかもしれないと思いました。
結論:海苔の佃煮はそのまま食べるよりも味の強さと風味がかなり落ち着くので、言われないと気が付かないくらいの、複雑な味のするバター炒めに近い味になりました。よく言えば新しいのだけれど、悪く言うと変わった味で印象も強くないといえるでしょう。
ふつうレシピ!
海苔の佃煮と塩コショウだけで作る、きのこの黒バター炒めレシピ。
材料は切ったらそのままフライパンに入れていけばいいので、洗い物が少なく済み、調理も簡単な所は良かったです。
海苔の佃煮で味付けする料理は初めてだったのですが、そのままごはんに乗せて食べるよりも海苔の風味はずっと和らぐので、味の強さはバター>トマトの甘さ>複雑な味付け>佃煮の風味のような味わいの、新しさもある炒め物になっていました。
よく言えば新しさと個性のある味付けなのですが、海苔の風味にトマトやバターと色々入って味が崩れているようにも感じ、好みは別れやすいレシピでしょう。
海苔の佃煮が好きな人なら選択肢の一つとしてありなのかもしれないけれど、炒め物のくくりとして見ると、「ちょっと変わった良くも悪くもない炒め物」という感じで、この味付けならではの良さはあまりわからなかったです。