「大学芋」を作りました。
きょうの料理、城戸崎愛さんのレシピで、「きょうの料理のなかでも特に人気の高いスイーツレシピ」として公開されていたものです。
主な材料はさつまいもです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(4人分)
さつまいも 1~2本(正味約500g)
【A】 砂糖 大さじ5 みりん 大さじ5 しょうゆ 大さじ2+1/2
ごま (白) 小さじ1/2 ごま (黒) 小さじ1/2 揚げ油 サラダ油 少々 作り方
- さつまいもは皮をむいて乱切りにし、水にサッとさらしてから水けを拭く。ざるに広げ、8~12時間ぐらい、天日に干す。
いもの水分をとばすと、ホクホクに仕上がる。干す代わりに電子レンジ(600W)に約2分間かけてもよい。- 170℃に熱した揚げ油に1のさつまいもを入れる。やや濃いめのきつね色になり、竹串がスッと通るまで揚げる。
- 平鍋に【A】を合わせ、中火で煮詰める。あめ状になったら、さつまいもを加えて手早くからめる。
みつは、木べらから垂らしてトロンと落ちるくらいが理想。煮詰め具合が足りないと水っぽく、煮詰めすぎると堅くなって、いもにうまくからまない。一瞬の勝負なので手早く!- サラダ油を塗ったバットに3を手早く広げ、熱いうちにごまをふる。
引用元:みんなのきょうの料理 城戸崎愛さん「大学いも」2017.10.24
では、作ってみます!
「大学いも」を作ってみました!
下ごしらえ
さつまいもは天日に干すか、電子レンジ600W 2分で水分を飛ばします。
今回は電子レンジで作ってみます。
揚げる
170℃に熱した揚げ油にさつまいもを入れ、やや濃いめのきつね色になり、竹串がスッと通るまで揚げます。
みつを煮詰めてからめる
平鍋に【A】(砂糖、みりん、しょうゆ)を合わせ、中火で煮詰めます。
あめ状になったら、さつまいもを加えて手早くからめます。
レシピに詳細な説明があって、「みつは、木べらから垂らしてトロンと落ちるくらいが理想。煮詰め具合が足りないと水っぽく、煮詰めすぎると堅くなり、一瞬の勝負」と書いてありました。
みつの様子はポタポタ→少しとろみのあるポタポタ→つながりのあるようなとろりに近い感じへと変化していったのですが、つながりのあるようなとろりまでいって芋を入れたところ、遅かったようです。
サラダ油を塗ったバットに手早く広げ、熱いうちにごまをふります。
硬い水あめのように固まってしまい、ゴマをはじいてうまくつきませんでした。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
濃いめのみたらしのような、醤油味が個性的な味付け
醤油が大2.5と結構入っていて、みたらし団子の中でも醤油が濃いめのもののような、結構しっかりした醤油味があります。
市販のものとはまた違う味付けなんですけれど、醤油が入ることで甘さとしょっぱさの対比がよりはっきりするので、醤油多めならではの個性のある味付けになっており、気に入った人ならまた食べたくなる味になっていました。
気になったところ
うまくできなかった
みつをからめるところの見極めが、とても難しかったです。
みつの変化は最初はぽたぽたぽたとして、少しずつとろみのあるぽたぽたになり、そこから少しずつつながりのあるとろみのような状態になっていったんですが(上の画像は少しつながりのあるとろみぐらいの時の様子です)、レシピに書いてある「木べらから垂らしてトロンと落ちるくらい」が一体どこのことを指すのかよくわかりませんでした。
また、丁度いいくらいかな?と思うところからサツマイモをいれてあえるところまで少しタイムラグがあるので、入れようと思った時よりも和えるときのほうが、さらに煮詰まってしまいます。
火の調整をうまくしたり、慣れている人でないと1回でうまく仕上げるのは難しいレシピだと思いました。
レシピに書かれていないようなポイントが、他にもいくつもあるように感じました。
洗い物が大変
また、タレが固まってしまうので、洗い物が少し大変でした。
フライパンは水をいれて煮ると良かったです。
失敗するとおいしくない
煮詰めのタイミングを誤って失敗してしまった結果、表面に固まった濃い色の部分は、まるで飴細工のように固まってしまい、おいしいとかおいしくない以前に歯にくっついて食べにくいです。
ちゃんと市販のもののように食べられる部分もあるのだけれど、歯にくっつくのが気になって食べるのに慎重になってしまいます。
歯に詰め物をしているような人にはこれは食べさせられないと思ってしまうような、おいしくない出来上がりになってしまいました。
なのでうまくできればもっとおいしいと思うんですけれども、タイミングの微妙な違いで成功にも失敗にもなるので、毎回安定して作るには少し説明が足りず、1回作った限りではまだ確実なタイミングが把握できないままでした。
大学芋のレシピにはボウルで和えるものやハチミツを使うものもあるので、もう少し確実に作れるレシピの方を探したいと思いました。
市販品より醤油味が強い
また、これは良い点でもあると思うのですが醤油味がしっかりしていて、市販品の大学芋とはまた少し違う味付けに感じました。
これはこれで好きな人には気に入る味だと思うのだけれど、私はなるべく基本のイメージに近いものを覚えたかったので、分量も別のもので覚えたいと思いました。
結論:みつをからめる工程のちょっとしたタイミングの違いで成功にも失敗にもなってしまうので、初めて挑戦した私には難易度の高いレシピでした。また、醤油が多めに入った味付けは甘じょっぱさがしっかりする反面市販品とはまた違う味付けなので、そこに好みがわかれるでしょう。
(イマイチに近い)ふつうレシピ!
さつまいもに砂糖、しょうゆ、みりんで作るみつをからめた大学芋レシピ。
醤油がしっかり目にはいっていることで、みたらしを連想させるような味付けで甘じょっぱさが引き立つので、市販品の大学芋とはまた違う味付けになっていたところは、このレシピならではの個性になっていると思いました。
ただ、みつをからめるところはちょっとしたタイミングの違いで成功にも失敗にもなってしまうので、レシピの説明だけでは不十分で、毎回安定して作るには難しいところが好みではありませんでした。大学芋を作った経験がある方ならうまくつくれると思うのですが、特に初めての方の場合には、もっと違うレシピの方が作りやすいと思います。
大学いものレシピはボウルで和えたり、はちみつを使ったレシピもあるので、もっと味付けが市販品に近いようなもので、より安定して作れるレシピを探したいです。