「豆もやしの焼きそば」を作りました。
きょうの料理、栗原はるみさんのレシピです。
主な材料は中華麺、豆もやし、にんにく、黒酢です。
では作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料:(2~3人分)
中華麺 (蒸し/焼きそば用) 2玉 豆もやし 1袋(200g) にんにく(たたいてつぶす) 2かけ分 天ぷら粉(市販) 大さじ2
【A】 スープ カップ1
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)小さじ1を湯カップ1で溶いたもの。黒酢 大さじ4 しょうゆ 大さじ1 砂糖 大さじ1 紹興酒または酒 大さじ1
【水溶きかたくり粉】 かたくり粉 大さじ1 水 大さじ1
赤とうがらし (種を取って小口切り) 1~2本分 サラダ油 揚げ油 作り方
- 豆もやしは洗って水けをよくきり、ひげ根を取って豆を取り分けておく。
- 【水溶きかたくり粉】の材料を混ぜ合わせておく。
- 小鍋に【A】を合わせておく。
- 中華麺は手で1本ずつ丁寧にほぐす。フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、麺を入れて広げ、弱めの中火で15~20分間かけて焼きつける。焼き色がついたら、菜箸などで麺を持ち上げながら空気を入れて上下を返し、サラダ油大さじ1を回し入れてさらにカリッと焼く。
- 1で取り分けたもやしの豆をボウルに入れ、天ぷら粉をまぶして冷水大さじ1+1/2~2を加え、サックリと混ぜる。170~180℃の揚げ油に一気に入れ、散らしながらカリッと揚げ、油をよくきる。
- 3を火にかけて温める。フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、にんにくを入れる。香りが出てきたら、もやしを加えて強火にし、3を加える。煮立ったら2の【水溶きかたくり粉】をもう一度混ぜてから加え、とろみをつける。
- 器に4の麺をほぐして盛り、6をかける。5の豆の天ぷらをのせ、赤とうがらしを散らす。
では、作ってみます!
栗原はるみさんの「豆もやしの焼きそば」を作ってみました!
下準備
豆もやしは洗って水けをよくきり、ひげ根を取って豆を取り分けておきます。
水溶きかたくり粉の材料を混ぜ合わせておきます。
小鍋に【A】(スープ、黒酢、しょうゆ、砂糖、酒)を合わせておきます。
中華麺は手で1本ずつ丁寧にほぐしておきます。
麺は少し常温におくか、レンジでほんのすこし温めると切れずにほぐしやすくなると話していました。
麺をじっくり焼く
フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、麺を入れて広げ、弱めの中火で15~20分間かけて焼きつけます。
焼き色がついたら、菜箸などで麺を持ち上げながら空気を入れて上下を返し、サラダ油大さじ1を回し入れてさらにカリッと焼きます。
豆を揚げる
もやしの豆をボウルに入れ、天ぷら粉をまぶして冷水大さじ1+1/2~2を加え、サックリと混ぜます。冷水を使うことで、衣がサクサクに仕上がるのだそうです。
170~180℃の揚げ油に一気に入れ、散らしながらカリッと揚げ、油をよくきります。
Aが入った小鍋を火にかけて温めます。
フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、にんにくを入れて香りが出てきたら、もやしを加えて強火にし、スープを加えます。
煮立ったら【水溶きかたくり粉】をもう一度混ぜてから加え、とろみをつけます。
器に麺をほぐして盛り、あんをかけます。
豆の天ぷらをのせ、赤とうがらしを散らせばできあがりです。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
具材がもやしだけとは思えない仕上がりに
焼きそばに入っている主な具材はもやしだけなんですが、豆の部分ともやしの部分の食感が全然違うので、もやしだけな感じがしないところが良いです。
豆の部分は、塩をかけておつまみにしてもおいしいと話していました。
また、1本1本ほぐす麺は、栗原さんの「豚肉と小松菜のあんかけ焼きそば」という別レシピで試したことがあったのですが、やはりひと手間をかけるぶん、麺の口当たりが繊細になっていて、おいしさが割増しになっているように感じます。
麺、もやし、豆とそれぞれ違う食感が楽しく、味の方は黒酢入りで引き締まるので、食感が豊かで味のバランスも良い点が良かったです。
食べるだけなら、もやし料理の中では印象に残るおいしさでした。
気になったところ
手間を惜しまないレシピ
これはものすごく気になった点なんですが、下ごしらえでもやしの豆をすべて分ける工程と、麺を1本1本ほぐす工程についてです。
この下ごしらえが半ば修行をしている気分になるような、手間をかける作業に感じました。豆もやしも種類によるとは思うのですが、私が作った時は、もやしは150本くらいはあったのではないかと思います。
さらにそのあと麺を15~20分焼かないといけないので、もやしの作業と麺を焼く作業を並行してやっておけばより良かったなあと思いました。
また、調理の方も麺ともやし用、揚げる用、スープ用と鍋を3個使って手を抜きません。
なので「手間を惜しまずにもやしとやきそばだけでおいしさを突き詰める」というテーマなら最大レベルに近い方のおいしさだと思うのですが、反面手軽さはほとんど捨ててしまうので、作る方にはおいしいより手間の方が印象に残ってしまいやすいところは大きく気になったところでした。
赤唐辛子が辛かった
最後に盛り付ける赤唐辛子は彩りの面ではよいのだけれど、食べると辛くて味の面ではないほうが好きでした。
結局食べるときに避けてしまったので、辛いのが苦手な人は少な目にして様子を見ても良いかもと思いました。
結論:もやしは豆と分けて揚げるので、それぞれ違う食べ物のように感じ、主な具がもやしだけとは思えない、食感豊かな仕上がりになったところはよかったです。ただ、その分手間度外視で作るような面もあるので、手軽に作りたい人にはあまり合わないレシピでしょう。
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
中華麺、豆もやし、にんにく、黒酢でつくる、もやし焼きそばのレシピ。
もやしの豆部分は分けて揚げることで、もう一つ具材が増えたような感じになり、もやしだけとは思えないおいしさが有ったところは良かったです。
ひと手間かけた麺も、あんも、味には満足でした。
ただ、下ごしらえで豆を1本1本分ける、麺も1本1本ほぐすなど、おいしさを引き出すために手間を惜しまない側面があるので、気持ちや時間にゆとりがないと、手間の方が印象に残ってしまいやすいレシピでしょう。
もし星が5個あるとしたら、味に関しては星が5個だったのですが、作りやすさの面では星が2個くらいの印象で、もう一度作るには気が引けてしまいました。
「手間は気にしないから、もやしを使った最大レベルに近いおいしさのレシピを作りたい!」という人には良いレシピでしょう。