「水島流卵とレタスのチャーハン」を作りました。
低温・弱火調理で話題になっている水島弘史シェフのレシピで、ご飯に水と油をかけて炒めるという斬新な作り方のレシピです。
主な材料は温かいご飯、レタス、長ネギ、卵、ハムです。
では、作り方と作った感想です。
内容
作り方
材料(1人分)
ご飯(炊いたものを使用) 100g サラダオイル 10g(小さじ2) 長ネギ 15g(大さじ1) レタス 20g 卵 1個(50~55g) 塩 1.4g コショウ ペッパーミル2回転 ごま油 2g(小さじ2/5) ハム(又は焼き豚) 30g 作り方
- 長ネギはみじん切りにし、レタスを一口大(2cm×3cm)に切る。
卵は溶いておき、ハムは短冊切りにしておく。- ご飯を分量とり、ザルに入れて上から大さじ3~4杯の水を回しかけてよくほぐし、
さらにサラダオイルをまわしかけて箸でほぐしながら混ぜる。余分な油は下に落とす。- テフロンパンに油をひいて、全体に伸ばし、溶き卵を入れた後、弱火にかける。
ゴムベラか、木べらで、半熟程度になるまでゆっくり混ぜる。(弱火で2分)- 卵に半熟で火が通ったらご飯を入れ、ほぐしながら上下を返しながら切りまぜ炒める。
(弱火で3分)- フライパン中央にスペースを作り、そこに長ネギを入れさらに切り混ぜる。(弱火で2分)
- 塩とレタスとハムを加えて、さらに切りまぜ炒める。(弱火で3分)
- 火加減を強めて加熱(強火で30秒)
- コショウをして、フライパンの中央にスペースを作り、ごま油を入れてさっと絡める。
- 盛り付けて完成です。
引用元:サタデープラス 水島 弘史さん 水島流「卵とレタスの炒飯」2017.02.04
では、作ってみます!
「炊いたお米に水をかけて作る弱火チャーハン」を作ってみました!
下準備
長ネギはみじん切りにし、レタスを一口大(2cm×3cm)に切っておきます。
卵は溶いておき、ハムは短冊切りにしておきます。
温かいごはんに水と油をかけていく
ご飯を分量とり、ザルに入れて上から大さじ3~4杯の水を回しかけてよくほぐします。
こうすることで、水で米の粘りを洗いとるのだそうです。
さらにサラダオイルをまわしかけて箸でほぐしながら混ぜ、余分な油は下に落とします。
これでご飯をサラダ油でコーティングするのだそうです。
炒める
テフロンパンに油をひいて、全体に伸ばし、溶き卵を入れた後、弱火にかけます。
ゴムベラか木べらで、半熟程度になるまでゆっくり混ぜます。(弱火2分)
半熟のスクランブルエッグの様な見た目になりました。
卵に半熟で火が通ったらご飯を入れ、ほぐしながら上下を返しながら切りまぜて炒めます。
(弱火3分)
ここではフライパンは振らないのがポイントだと話していました。
弱火の何なのかはアドバイスがなかったので弱火の弱でやっていたのですが、3分後はまだ半熟状だったので、弱火の中にして1分だけ時間を追加しました。
フライパン中央にスペースを作り、そこに長ネギを入れさらに切り混ぜます。(弱火2分)
熱くなったフライパンの底でネギを炒めることで、香りがでるのだそうです。
塩とレタスとハムを加えて、さらに切りまぜ炒めます。(弱火3分)
火加減を強め(強火30秒)、コショウをして、フライパンの中央にスペースを作り、ごま油を入れてさっと絡めます。
「色が黒っぽくなり塩気も強くなることから醤油は使わない」と話していました。
盛り付ければ完成です。
できました。
では、いただきます。
感想
良かったところ
作り方が斬新で面白い
炊いたご飯に水と油をなじませるとか、火をつける前に油を卵を入れてしまうとか、基本的に終始弱火であるとか、よくあるチャーハンのレシピとは調理法があらゆる点で違い、個性的で面白かったです。
ダマがほとんどないきれいなほぐれ方
そして、お米のほぐれ方に関しては今まで試した来たパラパラチャーハンの裏技で一番きれいにほぐれていました。ご飯の塊のようなダマも見当たらないほど少ないです。
出来上がりも基本弱火なのですが失敗したときの様なべちょっとした感じは見当たず、パラパラの範囲に入る出来上がりになっています。
最初の水と油でほぐした効果もあったかと思うのですが、他のチャーハンのご飯量が約150~200なのに比べてこのチャーハンは100gなので、ご飯が少ないのもだまができにくい特徴になっていたのかなと思いました。
「こんなに弱火だったのになぜパラパラにできたのだろう」と作ってみても疑問も残る部分はあったのですが、きっといろいろな論理に基づいて考えられた科学的なチャーハンなのだろうなと思いました。
また、レタスは食感が残っていたところがアクセントになっていてよかったです。
気になったところ
炊いたご飯に水をかけるということについて
炊いたご飯を水でほぐして粘りを取るという行為なんですが、パラパラにするためには必要なことなんだろうというのはわかったのですが、「炊いたご飯を洗う」ということをしたのは私は今回が初めてでした。
そういうことに慣れていないせいもあってか、炊いたお米を洗うという事は表面のおいしさとか栄養まで洗い流してしまっているような気がして、少し抵抗がありました。
人によってはこの「炊いたご飯に水をかけてほぐす」という工程に抵抗がある人がいるかもしれないと思いました。
手軽さに欠ける
ご飯はざるに入れて水と油をなじませるので洗い物が増え、それぞれの工程が2分3分、2分・・・とかかり、炒飯にしては目で感じる変化も小さいので、作っていて楽しいというよりは、なんだか実験をしているような気持ちでした。
加えて塩は1.4gと家庭でははかりにくい表記であったりと、何度も作るには手軽さに欠けるレシピだと思いました。
出来上がりは普通よりも良いとおもったのですが、このレシピでまた作りたいかと考えると手間に思ってしまう気持ちの方が強かったです。
逆に、しっかりきっちり作りたいという人が1人分作るなら、細かい時間説明やグラム単位の表記がしてあるので、悪くはないレシピだと思いました。
結論:従来のチャーハンとは作り方が大きく異なりますが、そこそこパラパラになる面白不思議なレシピでした。ただ手軽さには欠けるので、何度も作るには気が引けました。
(おすすめに近い)ふつうレシピ!
炊いたご飯に水と油をかけ、基本弱火で炒めて作るチャーハンレシピ。
作っているときはこんなに弱火で本当にパラパラになるのだろうか?と思いながらの調理だったのですが、ご飯ダマがぱっと見て見当たらないくらい綺麗ほぐれたそこそこパラパラなチャーハンができあがりました。
ただ、ご飯の下ごしらえで洗い物が増えたり、基本弱火で変化も小さい分一つ一つの行程が気持ち的に長く感じる、塩のg表記が細かかったりと、作りやすさにはやや欠けました。
また、「炊いたご飯に水をかける」という工程が、人によっては抵抗のある部分になると思いました。
逆に既存のチャーハンの作り方と違っても全然気にしない!という人や、しっかりきっちり作りたいという人には、時間や分量も細かく書いてあるので、丁寧なレシピといえるでしょう。